全国行動レポート
(2006.11.5)

『10.31本社前大行動』成功に向けて
 明治乳業争議は市川事件高裁闘争が12月4日の最終弁論期日を控え、秋から来春に向けての闘いが争議解決に向け重要な時期です。今、全国的に会社包囲の運動を強める全国行動と『10.31本社前大行動』を成功させることが重要です。また、主要株主や量販店への要請行動を強化し争議解決への突破口を造りだす重要局面と位置づけ全国で取り組んでいる行動をお知らせします。


東京発信
10.30明治乳業本社前座込み行動

 10月30日、秋晴れの爽やかな空の下、明治乳業本社前座込み行動が土井清共闘会議幹事(差別連)の開会挨拶でスタートしました。本日は大阪、愛知、静岡からも駆けつけて頂き27団体56名が参加、支援者リレートークと岡史明さん(元・JMIU東日本鉄鋼支部)の元気な歌声、アンコールの声があり一曲追加。当該小関団長挨拶と参加争議団員全員(24名)のトークと続きました。最後に上山興士さん(農民連本部)が初日を締めくくって挨拶と明乳本社へ向け力強くシュプレーヒコールを行いました。
 尚、本日のリレートークご参加者は勅使河原勇(愛知争議団)、野村茂(明乳愛知申立て人)、羽賀誠(元・凸版争議団)、海老根弘光(東芝の職場を明るくする会)、遠藤富雄(大阪中央区労連)、楠本和一(JMIU関西金属支部)、秋山雄司(スズキ思想差別裁判原告)、村中哲也(元・航空連副議長)、竹内信夫(江東区労連)、篠崎力(差別連)、木下義男(NTT木下職業病闘争支援共闘会議)、野中晴(北区労連)、西村恵子(世田谷区労連)、瀬之間清(千代田・東京争議団)でした。(敬称略)


大阪発信
10.11関西総行動

 10月10日東京高裁和解協議での明治乳業の頑なな対応を受けて、「10.11関西新工場抗議・要請総行動」を展開しました。
 集会には21団体60名が結集し、明治乳業に異常な長期争議の早期解決を求め、抗議と要請を展開しました。集会には京都から加藤団員・愛知から野村団員も駆けつけたくれました。
 旧地元の八尾からはマイクロバスいっぱいの30人の人が片道2時間かけて参加してくれ、今まで全く縁のなかった阪南地域から30名のかたがたに大阪湾の埋立地という立地条件の関西新工場に結集していただきました。
 開会30分前には工場正門横の塀には各団体ののぼりや横断幕・旗が立ち並び、工場側も19名の職制を配置するという中での集会となりました。
 工場の対応は従来どおり要請は受けない、受け取らないで終始しましたが、「あんな若い労働者まで動員してピケを張らせる。こんな会社は絶対許せない」という感想が参加者の中からだされるなど、明治乳業の異常な対応をあからさまにする集会となりました。
 当日は、昼から貝塚市内一円に宣伝カーを走らせ、門前集会後は20名で貝塚駅での駅宣を繰り広げ、新工場の地元に明乳争議の風を吹かせる1日となりました。


工場正門左右の塀には
参加団体のノボリや旗がはりめぐらされました


「争議解決の決断をせよ!」
参加者のシュプレヒコールがひびきわたりました


福岡発信
10.6明治乳業九州事業本部前ロングラン宣伝行動

 明治乳業争議団は長期におよぶ争議の解決を求め10月6日、「明治乳業九州事業本部前ロングラン宣伝行動」を行いました。行動には福岡県労連、福岡争議団、国労、国金発展会、救援会等より15名が参加しました。旗、看板を立て国金発展会、明乳争議団がマイクで訴えました。
 みずほ銀行福岡支店へは「一日も早い争議解決を」と要請し、みずほ銀行は「本部に伝える」ことを約束しました。
 10月6日のロングラン宣伝行動に先駆け9月20日に九州事業本部前宣伝と9月30日には九州工場周辺と羽犬塚駅頭宣伝を行い両日でビラ1000枚を配布しました。


石川発信
「10.4石川行動」

 10月4日7時、北陸工場前宣伝・要請行動が行われました。この行動には石川県労連・松任地域労連・学習協・国労・民医連・年金者組合の6団体14名が参加しました。
 各団体がマイクをにぎり、通行人・通勤ドライバーへ訴えました。争議団から北陸工場申立て人の中村さんと大阪より駆けつけた秋吉さん、井村さんが明治乳業は争議を解決せよと力強く訴えました。
 宣伝終了後、要請行動を行いましたが明治乳業は要請を拒否し要請書すら受け取りませんでした。
 また、みずほ銀行金沢支店への要請では「明治の件は東京本店で何回か話があって対応していると聞いている。今回の要請内容は東京本店に伝え、要請文は送る」との返答がありました。
 10.4石川行動には、4月に急逝されました二口直勝元事務局長の奥様と大阪から4名(秋吉・伊達・本田・井村)の争議団員が参加しました。


埼玉発信
「9.30総決起行動」

 関東工場前座込み・抗議要請行動が9月30日(土)70団体、140名の参加で行われた。行動の1部では団体・個人のリレートーク。2部は支援する戸田の会・田中さんの主催者挨拶で開会。埼労連・江口さん、支援共闘会議・永瀬さん、戸田地区労・横田さん、差別連・篠崎さん、全国事件弁護団・金井弁護士より連帯挨拶と当該の矢口さんが決意表明を行う。シュプレーヒコールには職場要求も取り入れた。


愛知発信
「9.30総行動」

 9月14日(木)明乳争議に関する学習会を行い、9.30総行動を向かえました。JR稲沢駅と名鉄国府宮駅での宣伝行動には20名の参加で600枚のビラを受け取っていただきました。奥田公園集会は60名が参加しました。開会挨拶は支援する会の山本さん、連帯挨拶は愛労連の福田さん、愛知争議団共闘会議の黒島さん、国民救援会の勅使河原さん。明乳争議団・野村さんの決意表明。集会決議(案)を採択しました。集会後、初めて工場へのデモ行進を行いました。20分のコースで行進横断幕3枚と職場要求のプラカードで盛大で活気ある行動でした。工場対応は主任・係長クラス7名を立たせ門扉を閉ざし、車の出入りのたびに開閉し、「要請書は受け取れません」のみで何を言っても返答しない異常な態度でした。
 大阪の仲間も駆けつけ激励しました。

*みずほ銀行名古屋支店要請
 「9.30総行動」を、奥田公園集会と工場に向けたパレードを60名の支援者で成功させた行動の一環としてみずほ銀行名古屋支店要請を10月6日行いました。要請団は愛労連・福田さん、愛知争議団・勅使河原さん、支援する会・村瀬さん、明乳争議団・野村さんで編制しました。みずほ銀行は副支店長、お客様サービス課が応対しました。
 要請団は「9.30総行動」の報告、東京高裁から和解勧告がだされていることなど、長期の争議解決にご尽力をお願いしたい旨要請しました。みずほ銀行は、真摯に受け止め本店へ報告することを約束しました。

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