明治HDは、震災被害者へ自前の商品、義援金の拠出を!
新会社「株式会社 明治」への再編前に話合いを求める!
(2011年3月18日)

 明治乳業と明治製菓が経営統合し持ち株会社「明治ホールディングス」を設立し、2年を迎える4月1日、これまでの経過からシナジー効果(相乗)を必ずしも達成できていない。(第一回株主総会回答)その2カ月半後の9月14日に、明治製菓の菓子部門を明治乳業に吸収し「株式会社 明治」と薬品部門「Meiji Seikaファルマ」の2事業体に事業再編すると発表された。明菓92年、明乳91年の歴史ある商号を維持することに執着する事態ではないと佐藤社長(明菓)、浅野副社長(明乳)は共に断言する。それらのあおりを直接被るのが労働者。新資格制度を導入するにあたり、ネット情報による食品業界データーでは、明菓社員の年平均賃金は14位、同明乳は41位でその差額は約120万円に及ぶ。これを「役割給」=成果主義賃金に一本化する。その矛盾を当座「調整給」と一時金に於いては「激変緩和措置」なるもので切り抜けようとする代物です。
 
 この間、事業再編に絡む問題点を整理した宣伝と合わせ、明治乳業の商号が改称される前に、負の遺産と言われる賃金差別の争議を、当事者責任として解決への話合いに応じよと迫ってきました。

 支援共闘会議と争議団は、一連の全国行動につづき明治HD社前座り込みを計画していましたが、3月11日に発生した「東日本大震災」よって、甚大な被害が日を追って拡大することを報道で知る中、被災者の皆様方へのお悔みとお見舞の立場から自粛しました。
事業再編の節目に当たる3月31日、頑なな経営者の姿勢をただすことと合わせて、被災者救済から、「内部留保金を吐き出し義援金を!」「ロングライフ牛乳」や「チョコレート」などのエネルギー原の品物拠出を求める行動にしていきます。

 是非ご支援に駆けつけて下さい。

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