6月活動レポート
(7月21日)


1.明治グループ役員宅訪問 6月22日

 明治GH第15回株主総会(6月27日)に向けた「事前質問書」を6月17日に、明治HD総務グループ長他2名応対に対し、質問書の説明を加え提出しました。6月の役員宅訪問は、事前質問書を持参して訪問をしてきました。

@明治HD・川村和夫社長宅
 川村和夫社長は毎回の訪問に、一貫してインターフォン呼び出しに応対しない姿勢を貫いています。
A株式会社明治・松田克也社長宅
 インターフォン呼び出しに奥様が応じていただき、門扉まで出てきて質問書を受け取っていただきました。社長はお留守ですかとの問いかけに、ハイとご返事がありました。
(松田社長自身、僕は居留守は使わないよと云っております。これまで3度お会いしています)
B株式会社明治・中山悠名誉顧問宅
 インターフォン呼び出しに奥様が応じていただき、門扉まで出てきて質問書を受け取っていただきました。今年の株主総会に参加してみようかなと言っていますよと話していただきました。
C株式会社明治・浅野名誉顧問宅
 インターフォン呼び出しに奥様が応じていただき、私にはわからないことなのでポストに入れておいて下さいと話しがありました。


2.第90次(6月25日)〜91次(6月26日)座り込み行動実施

 継続している座り込み行動6月は、25日〜26日の2日間連続して実施しました。27日に行われる株主総会会場前宣伝に連動させる位置づけで行った行動です。
中央労働委員会命令(2017年1月)で明治の不当労働行為を認定した上で、6.結論の前に、5.「付言」を掲示し、歴史的見地から、申立人らへ加えた会社の非を「非難を免れ得ない。」「職分間格差(その帰結としての賃金格差)」は紛れもない事実と断定。   長期化されている中で、申立人らに12名が亡くなられている。(現在、27名)。
都労委に継続する事件は双方に負担やコストの増大も避けがたい。双方互譲の合意で解決をめざすことは自明の理である。殊に、会社に対して大局的見地に立った判断が期待されることを指摘しておくこととする。と争議の解決の道筋を提起しております。争議団は、これらの提起を真摯に受け止め、いつでも話合い解決に応じることを、毎月の座り込み行動の中で常々に呼びかけるテーマです。
 会社明治の企業行動憲章では、「生まれながらに平等であり、かつ、尊厳と権利について平等である」と定義しています。

(1)第90次座り込み(6月25日)
@主催者挨拶を久保事務局長

 争議団員らをいじめた事実関係を告発し、争議解決のための話合いを求めました。
 大企業の中で様々なたたかいがありましたが、それぞれが解決をしてきている中で、なぜ、この明治乳業だけが解決出来ないのか。それは、明治の体質からの問題と見ています。寒い作業環境の中で濡れた手袋1双しかなく乾燥の間素手での作業を、不安全行動だとして処分を受ける。家族が病気につけいり争議から脱退させるための転向工作の攻撃。一緒に働く親の争議にも知らせない排除の論理等々、人権を侵害されてきました。それらのたたかいの中で、年間100万円、10年で見たら1000万円にもなる賃金差別。これら人権回復を求めた仲間がすでに27名が他界しています。

A亡くなってしまった団員の活動報告
(故)橋本勝男さんを紹介する武田団員

 北海道出身の橋本勝男さんを紹介します。連日の工場門前ビラ作成などを、文字書きがきれいなことから「鉄筆」を使ってガリ版作りに専念した活動を紹介しました。

(故)大森憲章さんを紹介する額賀団員

 申立人の中で、数少ない事務系職場で活動、時に、孤立させられるような嫌がらせの中でも、しっかりと職場要求を掲げて頑張ってきた姿を紹介しました。

B支援千葉県共闘会議・高橋議長

 亡くなられた故人の紹介の話しを聞く中で、元気にたたかう申立人らの40年以上ににわたる現役時代の生き様を、改めて、知っていただく集会を6月8日に、千葉県市川市の施設で行った「なぜ俺は闘うのか、なぜ闘えるのか」をテーマに集会を主催したこと。各申立人らの報告は、人権侵害やあからさまな差別にも屈せず果敢に要求に基づいた運動に参加されてきた事実など本人の口から話されました。涙と怒りなくして聞けなかった。明治乳業がこの様なまでの人権侵害を平然としてきていたのかと改めて知らされた。許されない明治乳業の争議を1日も早く解決をつくらねばならないと報告と決意が述べられました。

COさんからの訴え
 21年間千葉県の中学校教師として学級担任として、剣道部の顧問として土日もなくとも、熱血漢で人に好かれ、同僚にも好かれ中学校生活を務め意気揚々としていました。
 生徒達と屈託なく行動を共にする先生がいるのだなと思っていました。いまは妻となり子どもも2人に恵まれ楽しい日々を過ごしてきました。夫は、国の仕事、県の仕事、大きな仕事を受け賜ったら目立ったのですね。その時、・・市教育委員会から呼ばれ、5年間勤めました。5年目の筆頭指導主事という重い責任のある仕事納めの日に、自死しました。なんで夫が亡くなったのか解らずじまいでした。過労死ではないかと助言をいただき、いろいろ調べていくと・・市の教育長から挨拶文章を作らせられ、そのことで夫を毎日夜呼び出して怒鳴り続け、教育するを繰り返し行われていたこと、等々が解ってきました。・・・。
夫が亡くなってから8年目にして、過労死に精通した弁護士さんにお会いでき・・市相手に、民事賠償裁判がようやく出来た。これから証人尋問など準備を進めていきます。
 私は、働く者の命と健康を守る社会になって貰いたいと思っています。子どもも生徒も保護者皆さんが安心して暮らせる教育会になってほしいと思っています。

D株式会社明治〜明治HDへの要請行動報告・平川さん

 株式会社明治は、関係先に電話をしてくれたが、担当者がおりません。明治HDは受付が関係部署にも連絡を入れることもなく頑なに拒否。これまで何度か伺ったが何ら改善されることがない。非常に許せない会社と実感していることを報告。

E参加者へのお礼と決意・米元事務局次長

 暑い中でのご参加に感謝の意を述べ、都労委証人調べの日程も確定しその準備を進めています。特に、全事件を「併合」した審査は、これまで負けてきた審査の方法とは違うことになります。きちんとした格差の存在の背景にある不利益取り扱いの解明をしっかりやり切るならば、必ず勝てる事件。ぜひとも、傍聴支援にお越しくださいと訴えました。

(2)91次(6月26日)座り込み

@主催者挨拶を松本議長

 なぜこの明治乳業は解決出来ないのか、それは、争議団64名を差別してきた元社長中山悠名誉顧問が影で実験を握っているからです。このような会社は明治だけです。
 争議を解決出来ない会社は疲弊します。純利益は27%減益、株価は右肩下がり、売上げは低迷、海外売上高比率は7%、全く世界に通用しない企業になってしまいました。
 皆さん、世界を見て下さい。欧州には思想差別という概念はありません。国連のビジネスと人権に関して、指導原則に基づいて国連が初めて日本の国、企業に対し人権侵害への実態調査をしました。帰る時に感想として述べた言葉が、日本の人権感覚が最も遅れているのは裁判所だ。よって、国家として人権救済機関を作りなさい。これが、国連が日本に命じていることです。世界水準は、国も企業も人権侵害をしたら救済をするというスタンスです。日本は大きく遅れている。取り分け明治HDは全く人権感覚がない。
 人権感覚がないことから世界に打って出られていない。・・・。

A亡くなってしまった団員の活動報告
(故)斉藤忠義さんを紹介する松下団員

 斉藤さんは18歳で長野県から明治乳業市川工場に入社。職場で起きている問題等を集会などで発言することはピカ一でした。労働組合には職場ごとに区分けされていて、支部大会で発言を求め挙手、指命されると5区斉藤と名乗り発言を旺盛におこなっていたことから、愛称として5区斉藤として、名前の音読みでチューさんと呼ばれ慕われていました。

(故)佐藤正巳さんを紹介する村山団員

 佐藤正巳さんは福島県いわき市出身です。組合活動に参加する中で、船橋にある「青年合唱団」に入団し活動を始める。昭和39年の「日本のうたごえ祭典」に初めて参加して、それぞれの思いを、要求をうたい合う場が感動的で衝撃的だったと言っています。
 その中で、三池炭鉱労働者であり作曲家であった荒木栄、彼自身が作り上げた「地底のうた」三池の炭鉱労働者100名の大合唱に圧倒されたと言っておりました。
 その後、青年合唱団の団長を務め、組合の青年部に「うたごえ行動班」を編成して、「地底のうた」を歌う会を組織して、仕事終わりに集まり指導をしてきました。千葉県うたごえ協議会設立に参加し事務局員で活動。千葉県うたごえ祭典実行委員長として約1千名の参加者を得て成功させるなど、文化活動の先頭を歩んで来た佐藤さんでした。

BJHU・解雇者団名波さん

 皆さんのお話を聞いていて、明治乳業という会社、明乳争議の歴史を見てみますと日本航空という会社の中で繰り広げられてきた歴史と似ています。労働組合、労働者を弾圧する経営姿勢は酷似しています。その結果、事故が多発しています。空の安全・安心を守ることは、たたかう労働組合、労働者を排除する中で起こっていることです。これは明治も同じ、排除してきたことから起こっている食の不祥事を発生させていることです。・・・。

C食品一般ユニオン・北川書記次長

 替え歌で「第9」を歌う。40年にも及ぶこの争議の解決がないことは、人権を侵害してきた役員OBが実質的に支配してきていることではないでしょうか。先日、6月8日に千葉県での集会に参加してきました。争議団の皆さんから、オレ達はなぜ闘うのか、闘えるのかというお話しがありました。長きにわたる会社のひどい差別の中で、友を裏切ることなく、目の前のお金に惑わされることなく、大切な家族迄もが犠牲になる中でも、一人一人の人間としてたたかいを諦めずにしてきた皆さんの発言に、本当に胸が熱くなる思いでした。このたたかいを解ろうともしない会社を許せません。

D参加者へのお礼と決意・小関団長

 昨日、今日にわたった座り込み行動は、明日開かれる明治HD株主総会が開かれます。それに向けて6月17日に総務グループ長他2名に、事前質問書の説明をしてきました。一つには、2009年に経営統合した時点と14年経った現状の経営問題の責任は、経営体質のどこにあるのか。二つ目は、食品企業としての社会的責任、企業倫理の問われる不祥事、不正行為への告発、経営姿勢の問題。三つ目として、労働争議に関して人権と企業行動憲章に関わる姿勢を問いただす内容で説明してきました。
 いよいよ都労委での証人調べが7月24日から始まります。都労委の審査指揮は、残された39事件を全て併合審査で進めることが確定しました。このことより、これまでの単年度審査で明らかになって来なかった賃金格差が明確に判断されていくものと確信し、その立証をやり切る決意でいます。最後の集大成として都労委での解決をめざしていきますので、皆さん方のご支援をお願いします。



3.明治GH第15回株主総会会場前宣伝と総会参加
 ザ・プリンスパークタワー東京正門側と増上寺側入口2ヶ所で実施


事前質問書への回答は10項目中、2項に回答
塩崎取締役
 略・・・現在、同委員会にて調査が進行をしております。これらの件につきましても、係争案件に関する基本方針にのっとり、真摯に会社の主張、立証をおこなってまいります。この労働委員会にて進行中の事案につきましても、すでに確定をしております司法の判断と同様に、不当労働行為の事実はない、と結論されるものと考えております。

 以上、ご説明申し上げました。(上記14回総会回答と同じ回答)

〔総会会場質問〕
1点目の質問
 都労委に残る39事件は、全事件併合を前提に来月27日から証人尋問が開始されます。しかし、すでに先行事件の中労委命令は会社に対し、「信条や組合活動等を問うことなく、従業員を公平・公正に取り扱うべき義務を負っていた」と厳しく指摘し「非難を免れ得ない」と断じ、格差の存在についても「紛れのない事実」と判断しました。その上で「当事者双方の互譲による合意をもって全面解決を目指すべきことは自明の理である」と解決への道筋を示し、殊に会社に「より大局的見地に立った判断」を強く求めました。
 先ほども第三者機関の判断に従うとのことだすが、それならば中労委命令が提起した全面解決への道筋にこそ従うべきと考えますが、どうでしょうか。ご検討を求めます。

〔回答・塩崎取締役〕
 一点目のご質問でありますけれども、先ほどもご説明申し上げた通り、私ども明治グループは申し立てられた案件に対しましても公正なる第三者機関におきまして、真摯に会社の主張、立証をおこなった上でご判断を求めていくことを基本方針としております。この基本方針に則って対応していきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

2点目の質問
 明治グループ人権ポリシーには次のようにあります。「すべての人は生まれながらに平等であり、かつ、尊厳と権利について平等である」と定めます、しかし中労委命令が指摘したように、信条や組合活動を理由に従業員を公平・公正に扱っていなったのであり、この現実と人権ポリシーとの隔たりは極めて深刻ですが、この現実とのギャップについて経営陣の認識を明確にすることを求めます。

〔回答・塩崎取締役〕
 私どもの人権ポリシーに対してどのような取り組みをしているのかをご説明して回答とさせていただきたいと思います。
◆問題の核心には何ら答えることができずに、やたらと時間をかけて定義の説明に終始しました。

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