8月活動レポート
(9月12日)


1,第80次座り込み行動  8月22日

 今年の首都圏においては、梅雨らしい降水もなく厳しい猛暑がつづいている中でも、局地的豪雨がもたらされてもいます。京橋付近に大雨を予想する雲が近づいていることから、幟旗のみ掲げて第80次座り込みをサマータイムで午後4時から行いました。
 開始早々に「にわか雨」がやってきましたが、一時で止み予定通り進行できました。エドグラン京橋の中庭には「京橋盆踊り25日・26日」の櫓がこしらえてあり、協賛会社から掲示板に寄付金 (金壱拾萬円也、金五萬円也、金参萬円也、金壱萬円也) が掲示されていました。因みに、明治ホールディングス(株)からは金参萬円也でした。天下の明治がトップランクでも良いのではないかと思った次第です。


主催者挨拶・明治乳業争議支援共闘会議:松本議長

 戦後、再び戦争しない国にするために労働組合法の下で組合が奨励されました。労働組合の組織率は5割を超えて賃金や労働条件がどんどん改善されていきました。ところがアメリカが日本を反共の防波堤にすると言うことで180度政策を変え労働組合を潰す、すなわち国家ぐるみのユニオンジャックです。統一協会なども絡んで労働組合つぶしをやり、その結果現在の労働組合の組織率は16%になって日本だけが賃金が上がらない。そのため物を買う力がなくなり・・・。

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/frnYqpeVe-0


差別闘争連絡会(差別連)・土井幹事

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/1vb3TL0EgKs


争議団当事者からの訴え・戸田工場(埼玉):岩崎さん

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/r56fLpCwMGw


戸田申立人を支援する・戸田地区労:横田議長

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/T9261aYsNM8


東京税理士会神田支部の女性職員へのセク・パワハラスメント裁判傍聴支援の訴え:大谷さん

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/Nu7zKTCNLhE


食品一般ユニオン・佐藤書記長

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/7F9Rgu0IaGM


当該からお礼と決意・米元事務局次長
【動画を視聴して下さい】
https://youtu.be/-9HyeAezqXA


京橋盆踊り協賛団体紹介・進行役村山事務局長
【動画を視聴して下さい】
https://youtu.be/hBSE_m7TNes


2,明治グループ役員宅訪問  8月26日
 毎月の訪問を実施してきました。明治HDの川村社長宅(マンション)は、この間一貫してインターフォン呼び出しに応えない姿勢を貫き通しています。
 株式会社明治の松田社長宅では、インターフォンに奥さん奥様が応えていただき、門扉まで出てきて「申入書」の封書を受け取っていただきました。解決には社長の決断が必要ですので宜しく宜しくお伝え下さいと申し上げました。
 株式会社明治の名誉顧問である中山宅では、奥さんが門扉前で応対していただきましたが、お客様が来ているので(玄関先路上に車)話しはできませんでしたが、「要請書」を受け取っていただきました。
 株式会社明治の名誉顧問である浅野宅では、奥さんがインターフォンに応対していただきましたが、私にはわからないことなのでポストに入れて置いて下さい、でした。


【川村社長への申入書】

2023年 8月26日

明治ホールディングス株式会社
代表取締役 社長 川村 和夫 殿

明治乳業争議支援共闘会議
 議 長  松本  悟  
  明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
 団 長  小関  守


申 入 書

申立人ら提出の「証拠申出書」及び都労委の審査指揮に対し、会社代理人は「意見書提出」との対応
 本件の調査開始当初から会社の姿勢は明らかでした。例えば、準備書面(4)で「市川工場の昭和59年、60年度の昇格・昇給決定行為は不当労働行為でないこと、全国事件の平成5年度の昇格・昇給決定行為は不当労働行為でないことが、既に確定している」とか、「先行事件における確定した司法の判断枠組みと異なるものであって、認められない。」等と述べ、さらに準備書面(5)でも「先行事件の司法判断により確定している判断の枠組みを変更してはならない」と強調し、単年度審査(市川事件2年度分3件、全国事件1年度分1件)の誤った審査・判断の枠組みに、一貫して固執する主張を繰り返しています。

 申立人らは第13回期日(7月25日)で、先行事件での誤った審査の枠組みを踏まえ、尋問事項(6証人)及び尋問時間(400分)では、当然ながら「大量観察方式での集団間比較」を前提とした申請をしました。
 会社代理人は、申立人ら証拠申立書に「重複する尋問事項が多い」等と主張し、「申立人の証拠申出書と本件の進行に係る意見書」を提出するとし、その後に、会社証人の尋問事項及び尋問時間を提出するとしました。その結果、今後の調査期日は10月5日及び11月6日の2期日が確認され終了しています。
 私たちが会社に求めているのは、人権問題としても放置が許されない長期争議の全面解決に向け、中労委命令の事実認定及び付言に基づく真摯な話合いであることを、現在の局面で改めて強調しておくものです。

労組委員長が「人間を管理していることを忘れないで」と訴えた昭和からの異常な労働実態が背景
 昭和30年代後半から加速する牛乳・乳製品の消費拡大の中で、大手乳業を中心に大型新工場や設備増強が行われ、申立人ら集団は明治乳業の主力部門である市乳工場に、全国各地から高校新卒で各工場に採用された者です。従業員数も、昭和36年頃の3.500名余から昭和40年頃には約6.600名に倍化するなど、申立人ら在籍の各工場でも労働実態には深刻な問題がありました。昭和39年年末の経営協議会で労組委員長が会社経営陣に、組合運動活発化(急進化)の原因について、宿舎(独身寮)や食事などの福利厚生施設の劣悪さを述べた上で、「B 会社としては生産設備のみでなく人間に対しても十分に金をかけると共に、人間を管理しているということを忘れぬようにしてほしい。」と訴える等、労働実態は極めて深刻でした。20歳代の若い多くの労働者が、腰痛や胃腸障害、精神疾患など等を患い次々と退職したのです。
 昭和30年代後半からの劣悪な労働実態を土台に、現在の(株)明治の礎が築かれたのではないでしょうか。
 川村社長、申立人らは会社が昭和40年代初頭に全国の主要市乳工場で「インフォーマル組織」を結成し、赤組・白組・雑草組と分断した差別管理を強める中で、「安心して働ける職場・人間らしい暮らし」を掲げての労組活動を貫き、同時に、「安全・安心な製品を消費者に届けるのが食品労働者の誇り」という仕事への思いを堅持し、強まる差別に耐えながら様々な困難を乗り越え定年退職まで働き続けた集団です。
 企業活動の「負の遺産」は現経営陣の責任で解決すべきです。現在が、その局面ではないでしょうか。

以上


【川村社長・マンション居住棟へのチラシ紹介】


チラシ

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