7月活動レポート
(8月18日)


1,第79次座り込み行動 7月18日 16時〜17時(サマータイム)

  梅雨明け宣言がないにも関わらず連日厳しい暑さがつづきます。日中の気温は都心で36度近くを指していました。継続している第79次座り込み行動は、サマータイムで午後4時からおこないビル影もあり比較的しのげました。熱中症を警戒し水分補給しながら展開しました。
 今回はライブなしの行動、久方ぶりに参加者それぞれの運動体験など報告いただきました。動画編集しましたので、訴えを視聴して下さい。

@明治乳業争議支援共闘会議・松本議長

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/BeXOu2Vf1ok

A大崎事件首都圏の会・平川会長

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/FmhEGHc288s

B東京争議団共闘会議・諏訪事務局長

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/aPFoBqSkdlM

Cコープみらい労災事件で闘う・及川さん(食品一般ユニオン)

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/-40qfSAL8SM

D東京国際学園から学園閉鎖・2度解雇され闘う・清水さん(東京私教連東京国際学園教職員組合)

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/DW5ua3ovmPg

E参加者へのお礼と闘う決意・小関団長

【動画をご視聴ください】
https://youtu.be/lXW1q02VKr8

【シュプレヒコール】

一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!
一、赤組集団と称して、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!
一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」の立場で話し合い解決の場をつくれ!
一、都労委からの和解打診を「即拒否」した会社代理人の姿勢は許されないぞ!

明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、
    団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう


2,明治グループ役員宅訪問 7月22日
 明治HD・川村和夫社長、株式会社明治・松田克也社長、株式会社明治・中山悠名誉顧問、株式会社明治・浅野茂太郎名誉顧問宅それぞれに訪問してきました。
 松田社長、浅野名誉顧問の奥様とインターフォンでお話ができました。中山名誉顧問の奥様が体調回復した模様でしばらくの時間、意見交換ができました。
 しかし、明治グループ最高幹部であります川村和夫社長宅に於いては、今回もインターフォン呼び出しに沈黙を貫いておりました。
 中労委命令・「付言」の立場で争議解決を求めています。これからも引き続き誠意をもって訪問を継続していきたいと考えています。


【今回は、中山悠名誉顧問への要請書を紹介します】

2023年 7月22日

明治ホールディングス株式会社 相談役・株式会社明治 名誉顧問
 中山 悠 殿

神奈川県労働組合連合会
 議 長  角谷 和典
明治乳業争議支援共闘会議
 議 長  松本  悟  
  明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
 団 長  小関  守


要 請 書

幹部社員の内部告発など、経営の根幹を質す「事前質問書」に真面に答弁できない株主総会の異常
 第14回株主総会に向け、今年も明治グループ幹部社員と名乗る手書きの内部告発が争議団に届きました。議場質問でも触れたように、業績不振や株価低迷の経営責任を厳しく追及し「過去数回の中間計画も絵にかいたモチに過ぎず未達続き、どう考えても居直る理由なく交代(引責)が上場企業の常識である」と糾弾し、「統合時、このような事態のために作られた役員内規も破られている」と、疲弊する社内状況を告発し「争議団の奮闘をお願い申し上げます」との内容です。

 今年の株主総会も極めて異常でした。経営の根幹を質す「事前質問書」は無視し、争議問題では「不当労働行為も差別もない」等と第三者機関での到達点をも無視し、株主をあざむくウソの答弁を繰り返す姿勢に「ちょっと異常だな」の声が総会参加者からも聞かれました。しかも発言挙手が続く中、早々に質問打切りで閉会とする等は株主軽視の批判を免れ得ない総会運営です。

都労委残留39事件の全事件併合審査と併せ、中労委命令に基づく話合い解決を目指し奮闘します
 株主総会でも明確にしましたが、会社が「最高裁で確定した」というのは43事件あるうちの僅か4事件(市川事件2年分3件、全国事件1年分1件)で、単年度審査による誤った結論であり残る39事件は、事件併合を前提に都労委での審理が今秋から開始される局面を迎えるのです。
 私たちは、改めて典型的「不当労働行為・差別事件」の全体像を鮮明にする立証に頑張ります。
しかし、争議長期化による当事者らの高齢化は避けられない現実です。(株)明治及び明治HDが当事者企業として、人道上も放置が許されない人権問題となっていることを重く受け止め、中労委命令が示した全面解決への道筋に基づき、門戸を開き率直に話合う事を強く求め奮闘します。

 ご承知の通り、中労委命令(2017年1月)は単年度審査の結論でしたが、それでも遡及しての事実認定で、例えば戸田橋工場、市川工場、福岡工場などにおいて、会社が秘密裏に労組介入を行っていた直接証拠の秘密資料類を明確にしたのです。そして、「それぞれ成立の真正が認められる」と認定した上で、事件の全体像を踏まえ「付言」を特記し、「格差の存在は紛れもない事実」と認め、職制らの人権否定の様々な行為も「会社は非難を免れ得ない」と厳しく断罪したのです。
 その上で、「深刻化した紛争を早期に解決することが当事者双方に強く求められる」とし、殊に会社に「より大局的見地に立った判断が強く期待される」と、全面解決への決断を求めたのです。

 中山さん、明治乳業時代からの異常企業体質の象徴であり人権問題として放置が許されない争議の全面解決に向け、当事者双方が真摯に向合える場の設定にご尽力されることを要請します。

以上

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