2月活動レポート
(3月9日)


1,明治グループ役員宅訪問 2月18日、25日  浅野茂太郎名誉顧問宅には18日に訪問しました。奥様がインターフォンに応対していただきましたが、今回も私にはわからないことなのでポストに入れて置いて下さいとありました。チラシを近隣にポスティング。  以下の役員宅には25日に訪問してきました。
明治HD・川村和夫社長宅では、インターフォンに今回も応答ありませんでした。2棟ある内の居住棟にチラシポスティング。
 株式会社明治・松田克也社長宅は、奥様が先月に引き続き玄関先で応対していただきました。「申入書」を手渡し話合いの場をつくっていただけるようお伝え下さいと話してきました。「お世話さまでした」と心に響く言葉がありました。
 中山悠名誉顧問宅でも奥様がきちんと応対していただいていますが、1月同様に応対に出ていただきましたが、体調が思わしくないとありましたので「要請書」を手渡しお身体を大切にして下さいと辞去してきました。

【株式会社明治・松田克也社長への申入書】

2023年 2月25日

株式会社 明治
代表取締役 社長 松田 克也 殿

神奈川県労働組合連合会
議 長  角谷 和典
明治乳業争議支援共闘会議
議 長  松本  悟
明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
団 長  小関  守

申 入 書

併合を前提に「大量観察方式による集団間比較」の審査で、改めて明乳事件の全体像を解明します
 都労委残留39事件の進捗状況は、調査開始から約2年が経過し第10回調査(3月2日)を迎えますが、主張書面に基づく争点整理を前提に双方の立証計画・証人申請を行い、委員会が示す「審査計画」に基づく証人調べの局面を、今年の遅くない時期には迎えるものと予測されます。
 会社は株主総会で、「不当労働行為も差別もないとの判断を戴いている」等と繰り返し、「労働争議は終わった」と言わんばかりの姿勢ですが、極めて独善的な見方と言わざるを得ません。長期に亘る多人数の差別争議本来の、審査の枠組みと審査方法による実質審理はこれからです。

 都労委では、審査の枠組みや審査方法を巡る攻防が続いています。「事件併合」に反対する会社は、その意見書で「膨大な内容を併合審理しなければならなくなることによって、確定している司法判断の枠組みから外れた審理・判断が行われるおそれがあるのではないかと懸念するものである。」等と執拗に抵抗し、これまでの誤った審査の枠組みや審査方法に固執しています。
 しかし、従来の単年度審査(市川事件=2年分3件。全国事件=1年分1件)では、年度を超えて累積し拡大する格差や、長期に亘り継続する不当労働行為の正確な認定・判断は不可能であり、差別事件では併合を前提に「大量観察方式での集団間比較」が定着してきた審査方法です。申立人らは、本来の手法での審査・判断で明乳事件の全体像を鮮明にする決意です。同時に、総力でめざすのは、都労委審査の過程でも貴社と真摯に向き合い対話による全面解決への道筋です。

明治乳業時代からの差別・人権侵害の事実は「負の遺産」として、現経営陣の責任で清算すべきです
 昨年お届けしてきた「申入書」で詳しく述べていますが、誤った審査の枠組みによる労働委員会や司法判断で、深刻な格差や人権否定の不当労働行為が免罪されてきました。しかし、全国事件中労委命令の事実認定と「付言」は、格差の存在は「紛れもない事実」、職制らの人権否定の行為も「会社は非難を免れ得ない」と厳しく指弾しています。これら事件審査の到達点を冷静に受け止めるならば、改めて都労委の審査・判断を待つまでもなく、明治乳業時代からの企業活動の「負の遺産」として、現経営陣の責任ある判断で清算されるべきことは極めて当然なことです。

危機を訴える社内告発が続く異常事態、差別・人権侵害の長期労働争議が社内を疲弊させています
 明治グループは「企業行動憲章」で人権の尊重を掲げ、「・・尊厳と権利について平等であることを強く認識して企業活動を営む」とし、2020年3月には「明治グループ人権ポリシー」と改訂する等、人権尊重の取組みをグループ全体の方針として社内教育など浸透を図るとします。
しかし、幹部社員を名乗る方からの告発文には、「経営トップの独善的で専横的なやり方にグループ全体がおかしくなっており、役員、社員もうんざりとし閉塞感が漂い将来に対する不安を感じている状況」等と深刻であり、「明治グループ人権ポリシー」の形骸化が透けて見える状況です。

 申立人らが家族を含め、「このままでは終えられない」の決意で38年の長期争議を闘っているのは、会社が「赤組」の烙印を捺すことで停年退職に至るまでの長期間、「赤組は差別されて当然」という人権否定を執拗に続けてきたことです。そして内部告発で鮮明なのは、現在でも人権無視の風潮が明治グループを支配していることです。松田社長、生命と健康を育む健全体質への回復に向け、人権否定の象徴である長期労働争議の全面解決への決断を強く申し入れるものです。

以上



2,第74次座り込み行動 2月20日

 暖かな陽光を浴びる日和の中、第74次座り込み行動を継続しました。
 都労委に残存する市川工場事件(23件)、全国9事業所事件(16件)の審問調査が第9回の進捗で「争点」も整理確立しました。第10回調査(3月2日)においては、申立人側の証人提出を受け、会社側の証人を求める立証計画の段階に入ることになっていきますが、申立人等の基本は、中労委が求めた「話合い解決」を促した立場を受け入れることを求める行動として実施しました。

オープニングとしてトランペットを吹奏していただきました。1月時は寒風吹き荒ぶなかでしたが、今回は日より良き中で再度駆けつけていただきました山内さんです。


動画を視聴して下さい。 https://youtu.be/N3FhrFiYI80


主催者挨拶 明治乳業争議支援共闘会議・松本議長


動画を視聴して下さい。 https://youtu.be/aCO_CvhOhOI

 My News Japanの報道から、会社明治の争議担当顧問弁護団(熊谷信太郎事務所)の過去を告発。  熊谷事務所で仕事をしていた吉村洋文・大阪府知事が不法行為の「実行犯」として加担した黒歴史 武富士2億円言論弾圧訴訟の全貌―「弁護士の違法行為は許されない」とジャーナリスト・寺澤有氏。言論封殺を目的としたスラップ訴訟だったと、逆に2億2千万円を請求する訴訟で、判決は、武富士による「批判的言論を抑圧する意図」によるもので「不当提訴」「不法行為」と認め07年に確定。寺澤氏に1千万円を支払うはめになり完敗した。吉村知事はいまだ詭弁を弄し反省の言は一言もない。
 この事件に関与した武富士訴訟の代理人には他2人は熊谷事務所の熊谷信太郎、布村浩之弁護士で、現在明治の中で不当労働行為事件として争われている会社明治の顧問弁護士であります。
 昨年9月都労委金井公益委員から「話合いでの解決」を打診されたときに、持ち帰ることなく「弁護士の一存」で拒否をしています。解決を生み出すことができない一面には弁護士の姿勢にあることは明らかです。

歌とトークで明治に争議解決を訴えていただきました大熊啓さん(昨年10月)に再び登場していただきました。

♪未来をかけて   ?星霜   ? 人間の歌
食の安全を守るためには労働者への差別は最もやってはいけないことだ。
前回抗議を受けました、隣の明治屋さんがあってこの争議を早く解決しないと明治屋さんにも迷惑をかかります。
歌とトークを動画で視聴して下さい。 https://youtu.be/0wsRGv3f4kw

コープみらい及川訴訟判決
 配送業務中に転倒しそのことを起因とした「脳脊髄液減少症」を発症したことに伴う損害賠償、有給休暇の取得妨害、復職後の配慮のない業務指示、上司からのハラスメント的言動についての請求をしていた及川労災訴訟は、長年の苦難に関する真実の叫びを無視し、さいたま地裁・沖中康人裁判長は、請求を「全部棄却」する不当判決を言い渡しました(2月17日)。


動画を視聴して下さい。 https://youtu.be/7knMrWyrUcw


争議団お礼と決意 明治乳業争議団・小関団長

 明治HDと株式会社明治に対し「話合い」で解決すべきだと座り込みを始め第74次になっています。
 いま日本の酪農業は飼料の高騰など乳価の据え置きで危機に瀕しています。乳業メーカーと酪農とは切っても切れない関係にあります。営農できる価格保障を政府、乳業メーカー、特に、大手の明治の責任は大きな役割と責任があります。
動画を視聴して下さい。 https://youtu.be/Vr-iA3aBz0U

シュプレヒコール


動画を視聴して下さい。 https://youtu.be/HfKXjrFdE_w


一、都労委第7回調査の中で「和解の打診」を、明治は、即「明確にありません」と拒否しました。人道的にも許されません。直ちに応じろ!
一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」の立場で話し合い解決の場をつくれ!
一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!
一、労働者を赤組、白組、雑草組に分類した差別管理は許さないぞ!
一、赤組集団と称して、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!
一、岸田内閣の大軍拡・大増税許すな、閣議で勝手に決めるな!
一、ロシアは、ウクライナ侵略を直ちに止め撤退せよ!

 明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、
  団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

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