11月活動レポート
(12月14日)


1,第98回栄総行動(名古屋)11月10日

@明治HD株の大口株主・みずほ銀行名古屋支店へ要請に入る。

 要請団は電力革新懇・伊藤幸康さんを団長の他、みなと医療生協・最賀猛さん、国民救援会愛知県本部・、仲林聡さん、一宮地区労・金子春雄さん、三菱電機派遣切り・大井 豊さん、一宮救援会・池山三男さん、当該争議団・野村茂副団長が参加しました。
 支店は決定権がないですので、皆さんからの要請内容を本部に報告していますと回答。

A株式会社明治中部支社へ要請

 元名水労・近藤睦美さんを団長としあいち悠々労組・山下義札さん、一宮救援会・池山三男さん、当該争議団・野村副団長が要請
 近藤団長が要請書を読み上げ、対応を求めましたが社員は「お答え出来ません」、「受け取れません」、「お話できません」と拒否の姿勢でした


2,都労委第8回調査(全国事件、市川事件)が進められる。11月14日

 委員会から審査を進める争点(案)に対し概ね了承の上で、補足意見書を提出し説明と意見を述べる。


3.第71次座り込み行動継続 11月21日

行動開始に当たって村山事務局長挨拶
動画=https://youtu.be/5-KMGkgXjro
 第71次座り込み開始に当たって村山事務局長から冒頭挨拶で、この座り込み行動は隣接する「明治屋」への行動ではないこと、「株式会社明治」に対する抗議と解決を求める行動であることを表明し、全国の会が進める「不買運動」を進めていますが、是非とも「明治屋」さんの商品を購入していただきたいと訴えさせていただきました。

主催者挨拶 明治乳業争議支援共闘会議・松本議長

動画=https://youtu.be/0XjZ3GaIUXM
 明治乳業争議の解決を求めて明治HDと株式会社明治に対し毎月行動をしています。先ほども話しがありましたが隣の明治屋さんとは関係なくご迷惑をお掛けしています。
 なぜ日本の物価が上がったのか、賃金が上がらないのかその原因は労働組合を潰してきたからです。明治乳業も労働組合を御用組合にして差別をしてきた。日本の労働組合の組織率は16.5%まで落ち込んでしまった。だから賃金が上がらない、物価だけが上がる国になってしまった。賃金の上がる国にしていきましょう。
 中労委命令と付言の道筋で解決を求めること、統一教会と冨士政治大学の関わりを、経営状況から売上高は価格の値上げ分で若干増えていますがその他は減益等々を告発しました。

文化行事としてギター演奏と歌・飯塚さん、ハーモニカ演奏・橋本さんと替え歌の北川さん

動画=https://youtu.be/pbc92O3e7WM
 ♪ たたかう我ら
 ? 替え歌「ベートーヴェン第9」
 ? 津軽海峡冬景色
 ? 俺たちのシルクロード
 ♪ 友よ
 ? 替え歌「幸せなら手を叩こう」

参加者へのお礼と決意 争議団・松下副団長

動画=https://youtu.be/GPrKl4GcuTw
 参加者へのお礼と決意を述べる。なぜ差別をされたかその原点といまたたかわれている都労委での調査の進捗、争議の審査に向けた労働委員会から提示された争点(案)を報告し、長い歴史の中で不当労働行為を明らかにするためが網羅されている。申立人等は概ね受け入れる姿勢でありますが、11月14日の調査の中で若干補充する意見を述べてきた。

座り込み行動の締めくくりシュプレヒコールで意志表示を松田克也社長へ向け示しました

動画=https://youtu.be/7Z7S8WHz3Eg


4.明治HD、株式会社明治役員宅訪問 11月26日、27日
 今回は天候の関係から2日間にわたり訪問してきました。株式会社明治・浅野茂太郎名誉顧問宅は奥様がインターフォンで応対していただきましたが、直接に「要請書」を手渡すことはできませんでしたのでポスト投函。株式会社明治・中山悠名誉顧問宅では奥様が対応していただき訪問の内容を聞いていただきました。明治HD・川村和夫社長宅は今月もインターフォンに対応がありませんでした。株式会社明治・松田克也社長宅は居留守の様子でした。中山名誉顧問以外は、チラシを近隣にポスティングさせていただきました。
 訪問継続は、本社対応がなく社長に直接求めることと歴代社長にも解決への機会があったにも拘わらず、現社長に引き継がせているなかで、名誉顧問として関係を維持していることからです。中労委命令・「付言」の立場で長期争議解決に向けた訪問です。あきらめず粘り強く継続していきます。

2022年 11月27日

明治ホールディングス株式会社
代表取締役 社長 川村 和夫 殿

明治乳業争議支援共闘会議
議 長  松本  悟
明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
団 長  小関  守

申 入 書

都労委が争点(案)を示す。申立人らは事件解明に向けた意見書を提出し審査の促進を求めました
 11月14日の第8回調査は、委員会が事前に示した争点(案)に関する攻防でした。申立人らは、争点(案)への意見書を提出し立証段階に向けた審査指揮を求めましたが、会社は「争点(案)への書面提出(12月23日)」を約するに留まり、次回期日(1月20日)の確認となりました。
 川村社長、都労委審査を待つことなく明治乳業時代からの歴史的事実と真摯に向き合い、会社の異常な対応によって長期化し人道上も放置が許されない労働争議の全面解決を強く求めます。

会社と「反共労務屋組織」と呼ばれる団体との癒着は明白な事実、「労労対立」の主張は許されない
 1960年代から多くの大企業が労働組合や争議対策で、法務局への登記もなく暗躍する「反共労務屋組織」と呼ばれる団体と癒着していたのは歴史的事実です。明治乳業は昭和41年頃から主要市乳工場に「インフォーマル組織」を結成し、この時期に「極東情報研究所」、「日本政治経済研究所」、「近代労働研究会」等と深く繋がっていたのは資料でも明白です。近代労働研究会の月刊誌「近代労働」に、「明治乳業市川民主化の記録」(昭和43年12月号)が載りますが、その内容と市川事件の黒川孝雄証人(市川工場労務係長)の陳述書が酷似する事実。日本政治経済研究所発行の月刊誌「資料通信」が明治乳業でも定期購読され、冊子の表紙に工場長・課長らの閲覧印が捺されている事実。さらに、市川工場の杉村博敏労務係長宛に「日本政治経済研究所」から、「親展」の刻印のある資料が届いていた事実。そして杉村氏は、秘密資料「笠原ファイル」の中で、「最近のベト(申立人)の動きについて」等を報告し次のように対策を提起しているのです。

<昭和45年11月30日、職制連絡会議で杉村労務係長> 笠原ファイルbP5
 ○ 赤退治に成功しているようだが党員が多数残っているのはめずらしい。
 ○ 赤退治を最初からやり直す必要があるのではないか、と問題提起をします。
 「故に、今回の議題は赤退治をしようではないかという結論となった」とまとめ、赤組の烙印を捺した申立人ら集団に対する、差別・人権侵害の限りを尽くす議論を行い、会社は各工場に結成した「インフォーマル組織」を隠れミノに、差別・選別の攻撃を長期に継続してきたのです。

川村社長、第三者機関の「和解」指揮を拒否し続ける会社の姿勢で明乳争議は深刻な人権問題です
 市川事件都労委申立から38年目。これまで労働委員会や司法から何度もあった「和解解決」への指揮を、貴社及び(株)明治は頑なに拒否する極めて異常な対応に終始してきたのです。
 その結果、「日本一長い労働争議」となり申立人らの高齢化が進む中で、「人権問題としても放置が許されない」との声が強まる事態にあります。川村社長、改めて都労委審査を待つことなく歴史的事実と真摯に向き合い健全な社風の確立に向け、全面解決への英断を強く求めます。

以上

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