10月活動レポート
(11月14日)


1,第70次座り込み行動 10月24日

 坐り込み開始前までは小雨がパラついでおりましたが、按配良く雨は上がったのですが風がかなり強く吹く中で行いました。この坐り込みには、職場のたたかいから地域の運動の中から生まれた歌を先頭にギターを担いで全国的に文化活動をしていますシンガーソングライターの大熊啓さんにトークを交えタップリと披露していただきました。是非、動画を鑑賞して下さい。

歌とトーク ♪うたごえ・シンガーソングライター大熊啓さん
 皆様お疲れさまです。うたごえの大熊です。なかなかコロナの中で歌を歌うと云うことが難しい中で、このような場にこられなかったのですが、お声かけていただいて大変嬉しく思っています。一番長いと云われているこの明治乳業の争議、50年半世紀を超えるたたかいです。50年以上声を上げ続けることは並大抵的ではありません。そしてこのように座り込んで声を上げ続けることも大変なことです。こうやって声を上げ続ける人がいてくれるからこそ、私たちの暮らしもぎりぎりのところで踏ん張れる。このような仲間がいるからだと思います。

https://youtu.be/3r3WcYP4Pqw(動画)


連帯挨拶 明治乳業争議支援共闘会議・松本悟議長

 エドグラン前ご通行中の皆さん、また明治で働く仲間の皆さん、毎月私たちはここで長期争議である明治乳業賃金差別争議を話合いで解決していただきたい。その思いで行動をおこなっております。

https://youtu.be/BCEnGfAdMY0(動画)



お礼と決意 明治乳業争議団・米元事務局次長

 本日は、坐り込み行動に参加の皆さんに争議団を代表してお礼の挨拶をさせていただきます。特別ゲストの大熊さんの心にしみる素晴らしい歌声、私たち争議団も元気をもらいました。株式会社明治の3大不祥事は、食品事故36件、死亡事故7件、差別争議12件のうち、あまり表面化していない岡山工場松田研史のたたかいについて報告させていただきます。
 今から45年前の事件です。

https://youtu.be/3ujAEscvy8s(動画)


シュプレヒコール

一、都労委第7回調査の中で「和解の打診」を、明治は、即「明確にありません」と拒否しました。人道的にも許されません。直ちに応じろ!
一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」の立場で話し合い解決の場をつくれ!
一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!
一、労働者を赤組、白組、雑草組に分類した差別管理は許さないぞ!
一、赤組集団と称して、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!

明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、
  団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう


2,役員宅訪問 10月22日
 毎月、役員宅に訪問し37年争議解決を求めて10月も足を運びました。
 明治HD・川村和夫社長宅は今月も呼び出しインターフォンにも応えていただけませんでした。マンション2棟ある内の居住棟にチラシをポスティングさせていただきました。
 株式会社明治・松田克也社長宅は、早くからお出かけの様子でお留守でした。近隣にチラシをポスティングさせていただきました。
 株式会社明治・中山悠名誉顧問宅では、奥様が門扉まで出ていただき要請書を受け取っていただきましたが、お客様がきていることからお話をすることができませんでした。
 株式会社明治・浅野茂太郎名誉顧問宅では、奥様がインターフォンで応じていただきましたが、私にはわからないことなのでポストに入れて置いて下さいと話されていました。近隣にチラシポスティングさせていただきました。


【申入書紹介】

2022年 10月22日

株式会社 明治
代表取締役 社長 松田 克也 殿

神奈川県労働組合連合会
議 長  角谷 和典
明治乳業争議支援共闘会議
議 長  松本  悟
明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
団 長  小関  守

申 入 書
争議当事者企業の社長として歴史的事実に向き合い「和解解決」の審査指揮を受け止めるときです

 お伝えの通り、第7回都労委調査において公益委員は長期化する争議の現状を受け止め、「和解」の打診をしました。申立人らは事件審査の到達点からも当然の審査指揮と受け止めましたが、会社代理人は「持ち帰って検討」などの常識的対応も拒否しました。これが経営陣の方針に基づく対応であるとするならば、争議の到達点に背を向ける異常なものと言わざるを得ないのです。
 何度もお伝えしますが、全国事件中労委命令(2017年1月)は事実認定を踏まえた上で、集団間格差の存在を「紛れもない事実」と判断し、職制らによる人権侵害も認め「会社は非難を免れ得ない」と指弾する等、明治乳業時代からの企業活動上の不法行為は否定できない事実です。

昭和40年代の労組介入に関与していない松田社長だから、争議解決の英断が可能だと確信します
 昭和40年代初頭から市乳工場を中心に、「生産効率5倍化」に向けた人員削減や三交替制を含む変則勤務の拡大で、申立人らが組合支部活動を担っていた戸田橋工場、市川工場、静岡工場、愛知工場、石川工場、京都工場、大阪工場、福岡工場などでは、労働諸条件を巡る激しい攻防が続きました。そして会社は上記の工場に深く関与して、「インフォーマル組織」を昭和41年に一気に結成し、労働者を赤組・白組・雑草組に分類して選別・差別・人権侵害を強めたのです。  ご承知の通り、この時期に中山名誉顧問や浅野名誉顧問らは各工場で、それぞれ「インフォーマル組織」に深く関わり労組役員を歴任する等、組合対策でも重要な役割を担ってきました。
また、川村明治HD社長や塩崎取締役も労組役員の経歴を経た上で経営トップを担っています。
 労働争議は、旧明治乳業時代からの異常な従業員管理への反省と償いを求めている闘いですが、会社が頑なに門戸を閉ざす中で長期化し、「このままでは人生終えられない」という人道上も放置が許されない人権問題となっています。松田社長、この異常な長期争議の解決には、上記の歴史的事実に関与せず、同時に、労働争議当事者企業である(株)明治の経営責任者である松田社長の、他の役員の説得も含めた英断こそが解決への現実的な道筋であると私たちは判断しています。

全面解決で人権感覚でも世界に認められ通用する総合食品企業として飛躍することを期待します
 都労委は、11月14日の第8回調査から争点整理に基づく立証計画の段階です。しかし、命令や判決では争議終結はないのであり、対話による「和解」が実証済の唯一の道筋なのです。
 松田社長、これからの(株)明治・明治グループを見据え、英断されることを重ねて求めます。

以上


和解拒否・付言.pdf

11月も継続して訪問してきます。

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