12月活動レポート
(12月31日)


1,全労連・東京地評争議支援総行動 12月3日

 12月3日に行われた争議支援総行動は、中央労働委員会(厚労省・外局の一つ)が2017年1月(平成29年)の命令・「付言」は、50年代初頭における査定の結果とはいえ、市川工場事件及び本件(全国事件)申立人らとその他の集団との間に職分格差(帰結としての賃金格差)が存在していたのは紛れもない事実であると認定されています。
 その事実認定にもとづいて、株式会社 明治(松田克也社長)に対し、話し合いに応じることと、人道上も許されない長期差別争議を今こそ全面解決の決断をと迫る行動に、195名が結集、35年争議解決を求める声を一つにする事が出来ました。


主催者挨拶は東京地評・白滝副議長
(動画)https://www.youtube.com/watch?v=XTjV5Nn7Rak


連帯挨拶の明治乳業争議支援共闘会議・松本議長
(動画)https://www.youtube.com/watch?v=0UX9L2QlNvw


連帯挨拶の埼労連・諸井事務局次長
(動画)https://www.youtube.com/watch?v=PJ7jMzvRsJY


連帯挨拶の争議が解決するまでは明治の製品は買わない共同呼びかけ人・藤田さん
(動画)https://www.youtube.com/watch?v=dt8PP-38Qno


決意表明の明治乳業争議団・小関団長
(動画)https://www.youtube.com/watch?v=Azskor3XgUM


2,第58次座り込み継続 12月14日

主催者挨拶 松本議長
コロナに「うがい薬」効果、爪水虫薬に睡眠薬入り被害に明治グループの関与を告発
 一つは、株価操作疑惑の疑いです。今年の8月明治の株が前日に640円値上がりの8990円高値を記録しました。この日何があったのでしょうか、大阪の維新が吉村知事と松井市長がテレビでもって、コロナ対策は「うがい薬」で効果がある。全国の店頭からうがい薬が消える事件が起きました。しかし、全く科学的根拠のないものを記者会見したと云うことが明らかになりました。このことによって誰が得をしたのでしょうか。不正により株価を急騰させることはインサイダー取引詐欺です。この記者会見を承知していたのは、維新の幹部と明治HD製造会社の幹部だけです。この行為によって幹部がたんまり儲けたことであります。皆さん、私たちはこのような不正は許しません。
 二つ目の問題は、水虫の薬を飲んで多くの人たちが意識障害を起こし死亡する事件が起きた。このことをメディア報道でご存じだと思います。
 皆さん、ことの発端というのは小林化工という小さな薬品工場、ここで作っているゼネリック商品・水虫薬、小さな工場では売れないと云うことで、それを一手に引き受けて日本全国で販売していた会社が明治です。テレビを見てご存じの方もいらっしゃると思いますが、当初この商品がテレビで放送されたとき明治の名前は消えていました。ところが批判が起き、その後の会見で明治の名前が出てきました。すなわち、造っていたのは小林化工、販売していたのは明治HDだと言うことが明らかになりました。
 睡眠薬入りの水虫薬を飲んだために、今日までに意識を失った方133件、入院された方34件、交通事故起こした方16件、死亡した方1件と大問題になっています。
 絶対にあってはならない事件です。皆さん、この薬に対し明治が絡んでいるにもかかわらず、当初の会見で明治の商標を隠しとんでもない隠ぺいです。

連帯挨拶と歌 食品一般ユニオン・北川さん
 明治乳業の方々が会社からひどい仕打ちを受けて、組合運動を通してひどい差別を受けていることを知り強い怒りを覚えました。そして歌を作りました。
歌が入りました ♪ ? ? その闘いは、半世紀「勇気ある人々がいる限り」♪
 本当に明治乳業の製品が安心して皆さんの口元に届くことを願って、労働組合のみなさんがたたかっているのです。そうゆういまの明治乳業がおかしいのです。本来なら働く者の権利を守って、中労委の云うことを聞いて全面解決すべきです。
 そうゆうことをしないとするならば、私たちは明治乳業の物を買いません。そして周りのママ友やお友たちにも云っていきます。本当に会社は誠意ある態度を示してほしい。

連帯挨拶 市川・浦安労連 田中議長
 皆さん、明治乳業の市川工場は市川市の教材にもなる素晴らしい工場でした。私は教員出身です。教育の中の教研集会、その中にも明治乳業争議団の皆さんと連帯して学習講座も行ってきました。
 我が家に、R−1を持って宣伝に来た人がいました。なんとこの会社がどのような会社かわからないまま、誇りを持って個別で販売を置き売りさせる会社です。争議を解決する事がこの人たちにも重要な意義をもっていると思います。
 いま、労働組合が重要な役割を持っていると思います。コロナで解雇されるなど苦しんでいる人たちがいます。東京医科歯科大の病院でボーナスがカットされる、このことに対して労働組合は、労働組合に入って一緒に行動しましょうと働きかけ、このことによって、ボーナスゼロを打ち返した。そうゆう状況がきています。いまこそ労働組合が頑張る時です。そして我々と共に、市民の皆さん一緒になって明治乳業争議団の解決めざしていこうではありませんか。

連帯挨拶 食品一般ユニオン 斉藤副委員長
 ユニオン結成から10年経ちました。この間の活動は、明治乳業争議解決への共同行動です。解決の手段としてILO国際労働機関に対して提訴を行いました。まだ正式な受理の連絡はありませんが、事務局からは解決のためのサポートをするという所管をいただいている。
 明治という企業は、これから大きな活動として、海外での売り上げの比率を高めていく方針を掲げていると聞いています。海外で企業活動を行うには、国際労働基準を守るのは絶対的な条件です。
 私たちは、海外での活動を成功させるとするならば、先ず、国内での争議を解決すべきだという立場を鮮明にし、オリンピックを、当製品を含めて明治が企業イメージをあげようと思えば、労働争議を解決する事が絶対必要だという立場で活動を続けていきたい。

申入れ報告 支援共闘会議 菊池事務局長
 この明治の争議が36年間も続いて、しかも1960年代からの労働者の働く環境、改善を求めてきた心ある労働者に対して、半世紀にわたる差別を続けてきた。この賃金差別をぜひ改善をしようという取り組みをしている。この内容で申入れをしたのに対して、会社は、窓口の労働者にすべての対応の責任を押しつける、極めて正常な対応ではない状態を続けています。
 申入れは株式会社明治に対してであります。本来、受付業務を行っている労働者の皆さんは、用件にもとづいて担当部署と連絡を取り合って、そのセッテイングをする事が業務であります。本来の業務をさせないとか、その場で会えない、会えないと繰り返させる。労働者の仕事を軽視させる。こういう企業体質が現れている、この明治の明治HDの対応に極めて強い憤りを感じてきたところであります。

お礼と決意 小関団長
 今年最後の第58次の座り込みになっています。改めて云うまでもなく、2017年の1月に発せられた中央労働委員会の命令、この命令が明治乳業争議のたたかっている到達点だ。この到達点にもとづいて明治に話し合いで解決しようじゃないかと明治HD川村社長、株式会社明治松田社長に申入れをして皆さんと座り込んでいる訳です。
 私たちの来年の闘いの目標は二つです。一つは云うまでもなく中労委命令・付言の立場にもとづいて、明治は、明治HDは直ちにこの異常な長期争議を終結すべきだと、それなくして明治グループの飛躍も海外的な発展もあり得ない。このことは、多くの方から指摘されているとおりです。この異常体質を変えずして実際に明治の将来があるのかどうか、ここのところを明治に考えていただきたい。そして二つ目に来年早々から力を入れるのが東京都労働委員会に残っている39件の事件。これを調査の軌道にのせるという闘いの決意です。
 この一年間ご参加いただきありがとうございました。


3.明治グループ役員宅訪問要請 12月19日
 明治HD・川村和夫社長宅は、インターフォンに応答なしでした。社長居住棟へチラシポスティングしてきました。株式会社明治・松田克也社長宅もインターフォンに応答なし。玄関先の車庫スペースに車なしでしたのでお出かけの様子でした。近隣宅にチラシポスティング。株式会社明治・浅野茂太郎名誉顧問宅では、妹という方がインターフォンに応対していただきましたが、私にはわかりませんのでポストに入れておいてくださいと答えていただきました。近隣宅にチラシポスティング。株式会社明治・中山悠名誉顧問宅は、いつも奥様が応対してくれます。今回も陽射しなく寒い気候でしたので短時間、要請書に沿った内容の話しを聞いていただきました。ありがとうございました。

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