6月活動レポート
(7月17日)

1.東京地裁・東京争議団共同宣伝 6月6日
 地裁共同宣伝に、口頭弁論に関する報告・訴えを拡声器で行いながら、株式会社明治の経営姿勢をチラシにして宣伝を行ってきました。
 明治よまたか「ステマ商法」汚染まみれの「R−1ヨーグルト」=明治が2000万円支出「行っちゃってくれ」と放映を指示とした見出しです。

 「明治よ、またか!」3年前、問題視された「明治R−1ヨーグルト」が、またもステマ(ステルスマーケティング)疑惑として再登場。4月19日発売の『週間文春』が音声データをまじえながら実にリアルに報じました。
 疑惑は、関西方面にネットを張る毎日放送(MBS)が「予約殺到!スゴ腕の専門外来スペシャル」という番組で、広告と分からないように巧みに自社製品を宣伝させたものです。明治からは1回の放映に800万円が支払われていたと…。放送法12条では分からないように広告の意図を持った番組放映はいけないことになっています。
 3年前、岩手放送や中央キー局によるステマ商法を反省するどころか、それ以降も現在まで続けていたのです。当初は風邪やインフルエンザに効果などと飛躍した宣伝でしたが、今回はガン細胞を攻撃する力があるなどと何の根拠もない誇大報道まで仕組んでいます。
 収録された音声には「2千万円は明治からお金が出ているのは当然・・・」「いやいや、明治なんかもう本当にさ、あり得ないくらい『行っちゃってくれ』(放映してくれ)っていっているよ」と、金も指示も明治から出ているといいます。
 儲かればなんでも有りとする大手食品メーカー明治の「企業倫理」はどうなっているのでしょうか。(これでは買えない食べられない明治の製品)

 合わせて、消費者あざむくこの企業体質許せない。明治!「食の安全」どうなっている(国会衆・参両院の「消費者問題特別委員会」質問)=学乳異臭原因は「確認できない」と厚労省回答。
高カカオチョコ食べると「脳が若返る」は誇大広告に対し、内閣府は「適切でなかった」と認めました。

2.(株)明治社前 第32次座り込み行動 6月20日(京橋エドグラン)
 第31次(5月)につづき今回も雨に打たれる行動になりましたが、雨天中止の連絡が漏れた方々、9団体20名が駆けつけていただきました。心からお礼申しあげます。
 支援共闘会議松本議長、争議団小関団長それぞれから明治に向け、中労委命令が呼びかけた話合いでの解決とそれを受けた東京地裁においても「和解勧告」出したにもかかわらず真摯に応えない明治の経営姿勢を厳しく追及しました。
雨天の環境から20分の訴え時間で終了しました。
 第33次(7月23日)は夕方17時から18時で行いますので、夕涼み方々ご支援お願いします。



3.4役員宅訪問継続 6月23日
 明治HD第8回株主総会を前にして、株式会社明治・川村和夫社長が親会社明治HDの社長に昇格。後釜に、株式会社明治(旧明治乳業出身)・松田克也専務が社長に昇格。
旧明治乳業ラインで統轄されていく経営陣になる。旧明治製菓出身の明治HD・松尾正彦社長が会長職を復活させ代表権を持つ会長につくことから、6月11日明治HD総務グループ長・瀬尾氏を介して提出した「事前質問書」を「申入書」「要請書」に携え、松尾社長、川村社長、浅野茂太郎明治HD相談役、株式会社明治・中山悠名誉顧問宅それぞれに訪問してきました。
 川村社長、松尾社長宅は完全無視を貫いていますので、何らかの方法の宣伝を考えていこうかと考えています。中山名誉顧問は、奥様が丁寧に話しを聞いてくださっていますが、明治とは関係を絶っていますと話してきますが、明治乳業争議の出発時代は、島村靖三社長、それを引き継いだ中山悠社長、浅野茂太郎社長、その後を継いだ中山社長時代に秘書を務めていた川村社長(明治乳業労働組合執行委員長歴任)4代にわたっている争議です。それぞれが争議を抱え、それぞれが解決の機会があったにも関わらず、代々に引き継がせてきた事件なので、関係ありませんとは言えないことですからご主人に伝え争議解決へご尽力下さいといつも願ってきているところです。
 歴々の社長方の勇断が必要です。7月も訪問を継続し解決をめざします。

4.衆議院(6月26日)・参議院(同27日)「消費者問題特別委員会・議員」要請
 7・19院内決起集会(衆議院第2議員会館)の主旨は、株式会社明治が社会的に問題を提供している、「学校給食牛乳異臭問題」、「高カカオチョコを食べると脳が若返る」、「R−1ヨーグルトステマ商法」などが、国会衆・参両院の「消費者問題特別委員会」や週刊文春などで取り上げられていますが、その真相を明治は明らかにしていません。その様な状態を重視し、質問や報道に携わった方々から報告をいただきそれらの
真相を究明し、明治の基本的経営姿勢に迫ることと、その経営姿勢が争議解決を頑なに
拒否していることも明らかにして、争議の早期解決の環境を作りあげていく集会ですので、衆議院消費者問題特別委員会・35議員、参議院同・25議員に参加・発言などへの協力要請を行ってきました。

5.明治HD第9回株主総会会場前宣伝・株主者出席 6月2?日

株主のみなさんに訴えます。
人道上、企業倫理にも反する賃金・昇格差別事件、川村・松尾 新旧社長よ今こそ争議全面解決せよ!

 半世紀の長きにおよんで労働組合活動をする人たちに、会社明治(旧明治乳業)が行なってきた賃金・昇格差別。その是正を求めて闘っている「全国事件」に昨年2月交付した中央労働委員会は、明治が申立人らに行った卑劣な行為や誹謗中傷など不当労働行為は「非難を免れ得ない」。職分・賃金格差が存在していたことは「紛れもない事実」と、市川工場事件を含めて竃セ治を断罪。明治乳業による差別と不当労働行為を認定、判断した画期的なものでした(除斥期間を理由に主文「棄却」)。
 しかし、明治の態度は過去、何回もあった当局による和解提案をことごとく拒否したのと同様、今回も解決の機会を自らつぶし現在にいたっています。これらの行為は、人道上からも企業倫理・理念からも逸脱するものであり、許されるものではありません。

中央労働委員会 裁判所も話し合いでの解決求める
 中労委命令は、異例にも「付言」なる章を特記し、その中では「互譲の合意」をもって解決することを提唱。「殊に会社には大局的見地に立った判断」を強く求めました。また現在、係争中の東京地裁では中労委「付言」を重く受け止め、弁論開始直後「和解勧告」を指揮しました。しかし、明治はいずれも頑なに拒否するありさまです。
 今期株主総会では、社長が川村和夫氏に交代します。氏はこの機に、竃セ治からの「負の遺産」である争議を全面解決し、新生明治HDとして再出発することこそが望ましいのではないでしょうか。
 34年、25年にもなる長期争議、あまりにも異常です。

事前質問骨子

  1. 経営方針、経営理念に関する質問 
  2. 中労委命令の事実認定と「付言」及び東京地裁の和解勧告を重く受けとめ、長期争議を和解で解決することへの経営判断を求めます
  3. 牛乳・乳製品など繰り返される深刻な不祥事に関する質問

Copyright 2006 Meiji Dairies Strikers. All rights resarved.