5月活動レポート
(6月6日)

1.株式会社明治 川村和夫社長宅要請訪問
 5月14日、株式会社明治・川村和夫社長宅に、本社要請に伺っても勝手な理由をつけて、責任者も応対しない「申入書」も受け取らない状態であるので、やむなく社長宅に直々に訪問してきていますが、今回も14日に訪問しました。しかし、インターフォン押しても一切反応しません。(カメラがついているので顔認識)要請書とチラシをポスティング。ご近所にはご迷惑と思っていますが、マンション住まいの階とその下の階の居住者にもチラシをポスティングさせていただいています。(ご迷惑でしょうがよろしくお読み下さい)

2.第17次 座り込み行動=京橋エドグラン(株式会社明治)
@一日目 5月16日 11時〜13時 延べ参加23団体 43名
 株式会社明治、明治HDに争議自主解決求める申入れと一言メッセージ提出を試みるも拒否。
 申入れ行動参加の、松下年金を知る会の小山さんから会社の受け答えの内容を報告。
支援共闘会議・松本議長から主催者挨拶につづき、激励連帯挨拶として、国公労連常任顧問・宮垣さん、賃金差別連絡会・土井さん、航空連・竹島さん、東芝職場を明るくする会・海老根さん方々からいただき、争議団としてお礼と決意を小関団長が行いました。参加者一同株式会社明治に向かって争議解決求め唱和し、解決に向かって心一つに迫りました。

A2日目 5月17日 11時〜13時 延べ参加24団体 46名
 株式会社明治、明治HDに争議自主解決求める申入れと一言メッセージ提出を試みるも拒否。
 申入れ行動参加の、争議支援千葉県共闘会議山城事務局長から会社の動向の報告。
主催者挨拶松本議長につづき、東京地評事務局次長・屋代さん、千葉労連副議長・永島さん、戸田地区労議長(争議支援戸田の会)・横田さん、江東区労連事務局次長・中村さん、食品一般ユニオン書記長・佐藤さんから連帯・激励の言葉が寄せられました。争議団代表して小関団長がお礼を伝えました。



3.明治HD 浅野茂太郎相談役宅要請訪問
 5月20日、争議支援千葉県共闘会議として明治ホールディングス・浅野茂太郎相談役宅を訪問要請してきました。インターフォンに社長夫人が出て話しをさせていただきましたが、奥様曰く、社において受け取れないものは来られても受け取ることはできませんと言って、一方的に切ってしまわれました。
 浅野相談役と奥様は社内結婚で、市川工場争議団仲間も一緒に仕事をした人でありました。浅野相談役には、争議当事者の責任をしっかり取っていただき34年目の長期争議の解決に踏み出していただきたい。それまで、訪問を継続していきます。

4.厚生労働省・農林水産省要請 5月22日
 日本共産党衆議院議員・斉藤和子議員の紹介による厚労省、農水省に、明治HD・株式会社明治に対し行政指導を求める要請を、衆議院第一会館面談室において行いました。
 添付資料として、@農林水産省、厚生労働省要請文A食品事故33件、死亡事故7件、労働争議11件の全容B院政資料(労組委員長の会社幹部の経歴)C食品一般ユニオンILO提訴文D中労委命令「付言」E「食の安全確保」「労使関係の安定」についての当局資料F松本寿子さん隔離事件新聞記事Gインチキ牛乳事件国会追求社長ら辞任新聞記事H明治乳業争議30年パンフI一言メッセージ争議の解決求める消費者の声Jメディアの食品事故告発資料K顧問・相談役の役割開示を定める報道、等を提供し、株式会社明治の3つの異常などを告発含め、これまでの商売手法の違法性を示し行政側から経営指導を行うよう強く求めました。
 厚労省からは、個別事案については企業に対し出来ないと固辞、死亡事故菜痔についても個別事案対応は出来ないが食品産業としての調査データーは調べるとかいとう。
 農水省側も雪印乳業食中毒事件後、法令遵守履行を求める活動をしていると抽象的な回答のみでした。
 R−1ヨーグルトの「ステマ商法」(週刊新潮報道)は違法商売でないのか。法を遵守しているか否かを厳しく管理監督する行政側の仕事を促進していただきたい。



5.明治HD 松尾正彦社長宅要請訪問〜株式会社明治 中山悠特別顧問宅訪問要請
 5月27日、元明治乳業社長・会長を務め、かつまた株式会社明治の「名誉顧問」としての後ろ盾として蠢いているという中山悠氏宅に訪問して、争議解決へのご尽力をと伺いました。
 インターフォン押すと、即座に今出ますと言って奥さんが門扉まで出て応対していただきました。何度来られても既に9年も前に辞めています、なんで家にまで来るんだろうと言っています。特別顧問ですかいやいやそんな影響力、そんな力などありませんよ。
と言いながらも、要請書を受け取っていただきました。そして、お名刺下さいとも言われお渡ししてきました。
 その足で、明治HD松尾正彦社長宅に赴きました。事前に訪問通知を差し上げて伺いましたが、残念ながら留守でした。家屋の修繕中で土曜日にかかわらず職人さんもお休みでした。(職人さんも週休2日制?)訪問されること嫌って、職人さんまで休ませたのだろうかと一寸疑問符の感想です。(因みに、社長への一言メッセージを受け取って下さいとメッセージのコピーを同封)
 昨年、2月と4月、5月と社長夫人がお話しを聞いていただき要請書も受けてくれていましたが、第7回株主総会において事実上のトップ経営者になってから、訪問通知を受けながら居留守を通してきていました。残念ですが、今後も訪問することになっていきます。ご近所の皆様方にはチラシをポスティングさせていただき争議解決すべき内容を伝えていきますのでよろしくお願いします。

6.中労委命令取消し行政訴訟 第一回口頭弁論始まる 5月29日
 春名茂裁判長による中労委命令取消し訴訟の第一回口頭弁論が開かれました。原告弁護団から金井克仁弁護士が、@本件不当労働行為事件の特徴A中労委命令の特徴B中労委命令の代表的な誤りC命令の「付言」について意見陳述しました。
 原告から井村隼啓(大阪)が、大阪15名の内5名が亡くなられた事態、労働者として人間としての尊厳を取り戻したい。この訴訟を通して早期に解決の局面を願い、迅速で公正な訴訟指揮を求めました。
 春名裁判長は、迅速促進の立場を発揮され、第二回期日7月12日、第三回期日を8月21日と組み入れるというなんとも歯切れの素晴らしい裁判長の印象を受けました。



7.第18次 座り込み行動=京橋エドグラン(株式会社明治)5月30日
11時〜13時 延べ参加14団体 42名
 申入れ行動参加の、食品一般ユニオン副委員長唐笠さんから申入れ報告。
主催者挨拶松本議長、原告後藤(福岡)、同井村(大阪)、同加藤(京都)、同野村(愛知)から、地元での工場やみずほ銀行支店への要請行動などの運動報告、賃金差別連絡会篠崎さんから、明治は中労委命令の事実認定を踏まえて「付言」で解決を国の機関が呼びかけていることに、真摯に答えるべきと経営者の姿勢を質しました。



8.全労連・東京地評争議支援総行動 5月31日 
 株式会社明治(京橋エドグラン)前に、276名が結集し争議解決に踏み出すことを求める行動。
 すべての争議の早期全面解決を求め終日社前行動が展開され、明治乳業争議団・支援共闘会議は株式会社明治にエントリー、夕方の時間帯にメーン行動として位置づけられ、中労委命令に従い早期に話合いの場をつくり解決交渉をつくることを求めました。
 主催者挨拶に立った全労連副議長・岩橋さんは、一日も早く交渉テーブルに着くことを呼びかけ「謝れ!」「償え!」と声を大にして申しあげたい。50年にも及ぶ憲法違反・労働組合法違反の数々を真摯に反省し、謝罪を求めました。また、明治の製品は精神的に美味しくない「食べない、買わない」と決意して個人的不買運動をしています。ぜひ皆さんも続いてほしいと呼びかけていました。
 連帯挨拶の松本支援共闘会議議長は、争議が11件と継続中、死亡災害が7件も引き起こされ尊い命が奪われているにも誰一人責任を取っていない。そして、33件に及ぶ製品事故が国民・消費者に対しても反省が及ばない企業経営姿勢の異常を告発。
 消費者団体の日本婦人団体連合会・柴田会長は、婦団連の初代会長は平塚らいてうで真の男女平等、人間らしい暮らしと労働、平和を求めて活動してきた歴史を語り、その上に立って、明治の食の安全・安心に対する取り組み姿勢に面会・要請を求めても、拒否する態度に抗議を含め告発。明治乳業争議の解決は働く者の尊厳を守り「食の安全・安心」にとっても大切な事として、争議早期解決を求めました。
 大阪労連川辺議長が大阪原告15名と京都1名を支援する「関西支援共闘会議議長」として上京し支援を訴えました。5月26日大阪争議支援総行動が展開され、明治HD筆頭株主みずほ銀行大阪支店前に130名が結集して、筆頭株主として争議解決にしっかりと役割を果たすことを迫った行動を報告し、改めて、株式会社に向かって半世紀に及ぶ労働組合支配攻撃は、不当労働行為と賃金差別があったことが中労委命令で断罪された。速やかに争議解決を決断し明治で働いてきた原告らの人間性を回復させることは明治の最後の努めであることを強調されました。
 最後に決意に立った小関団長は、これまで株主総会の中での質問に対し、不当労働行為も差別もなかったと労働委員会、司法の場からいただいている。申立人らはそれにしたがっていただきたいと回答してきたが、今年の株主総会においてはそのような回答は出来ない内容の中労委命令。どの様な回答が出来るのか中労委命令に従い話合いの場をつくり解決交渉を進めることを強く求め、それの実現に向け社前座り行動を更に強めていく。社前行動に参加されている皆さに一層のご支援を呼びかけました。

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