1月活動レポート
(2月6日)

@1月8日
32年争議の自主解決を求め、明治HD松尾正彦社長・同浅野茂太郎相談役、株式会社明治川村和夫社長・同中山悠名誉顧問役員宅へ新年挨拶に一斉訪問

 この間、自主解決を求める「社前座り込み」行動を昨年1月から12次にわたり行うと同時に、明治HD松尾正彦社長、同浅野茂太郎会長(現相談役)に対し1月から毎月要請書を携えて訪問を続けてきました。
また、争議の当事者である株式会社明治川村和夫社長宅に6月、合わせて、株式会社明治(明治乳業) 中山悠名誉顧問宅にも9月から訪問をし、長期争議解決はこの方4名の意思にかかっていることを明確にしてきました。
 残念ながら解決の実現には未だ実現をつくり出すことができていませんが、年度内には中労委から「命令交付」が出されることにより、解決へ動き出す局面が来る情勢を見極めて、中労委の判断を待つまでもなく解決に踏み出すことを求め、1月8日に一斉訪問を行ってきました。結果的には、完全留守宅と居留守を装っている宅もありましたが、私たちの思いは要請書を通して認識されているものと考えています。

A1月14日 
株式会社 明治 坂戸工場(菓子製造)構内へまっすぐスピーカーを向けて宣伝

 新しい年、坂戸工場で働く皆さんも抱負と希望を持って迎えたことと思います。
新年の挨拶を兼ねた争議解決に向け明治の賃金・昇格差別事件を全面解決の年に必ずする決意をこめてご協力を訴えてきました。
 株式会社明治・明治HDの30年余の長期労働争議は、人道上・社会的にも許されません
旧明治乳業が半世紀にもわたって行ってきた働く人たちへの差別・人権否定を是正せよとする明治乳業争議。明けて33年目となっており人道上許されるものではありません。昨年、結審した「全国事件」も、早春には中央労働委員会命令が発せられる情勢となっています。
 私ども、明治HDと竃セ治に対してはこの機に「自主解決の決断を」と、厳しくせまる運動を重ねてきました。今年は、その集大成。半世紀もの差別、30年余にもなる争議を総力あげて解決し、全面解決へ道をひらく年にする決意を訴えながら、帰宅する方々にチラシを手渡す運動をしてきました。



B1月14日 
明治乳業争議支援共闘会議 第20回総会で解決への決意を固め合う

 明治乳業争議支援共闘会議は、昨年1月13日、全国9事業所32名の中労委での証人調べが終了した時点で、中労委山本公益委員の審査指揮は5月19日まで時間を置き、最終準備書面提出と意見陳述を希望するならばご連絡下さいとしました。
 争議団と支援共闘会議は、中労委の審査指揮の翌14日早朝に、明治HD社員に対して中労委の今後について報告すると同時に、浅野会長、松尾社長に自主解決を求める宣伝から16年度のたたかいがスタート。
 また、松尾正彦社長、浅野茂太郎会長に対し、昨年1月から社前「座り込み」行動を毎月継続実施し争議解決を呼びかけてきました。12月の第12次にわたる行動は延べ37時間428団体、951人参加と合わせ、争議支援総行動4回の831人を加えると1782名が明治社前に結集し自主解決を求めてきています。
 一方、中労委は明治HD・株式会社明治に対し、話し合いでの解決に努力された模様でしたが、会社はそれらを受け入れることがなかった中で、「結審」となり命令作業になりました。
 そのような情勢を踏まえ、支援共闘会議の第20回総会が開催されました。
この一年間、取り組んできた運動の確認と中労委11名証人立証と合わせ、審査課にも救済されるべき事件として運動も進めてきた内容を確認しました。
 2月には命令が出される方向が見えてきた、それを機に、32年争議の全面解決に向けた運動を更に広める諸行動を確認する中で、食品関連一般労働組合(食品一般ユニオン)から、万一に備え(国際労働機関)に申立て手続を開始している。全面的に争議解決に向けて支援体制を強化していくことが報告されました。



C1月14日
「全面解決に向け総決起の年!」とスローガンを掲げ争議団「旗びらき」開催

 明治に「決断迫る勝負の年に」と2016年の「団旗びらき」で、一年間の奮闘を参加者一同確認し合い、明治HD松尾社長、浅野会長(後に相談役)に、経営判断による自主解決を求める運動を継続する中で、2017年を迎えました。
 今年は、中労委命令が年度内に出される情勢の中で「全面解決に向け総決起の年!」としたスローガンを掲げ、構えた運動をつくりあげようと支援共闘会議松本議長、来賓の全労連仲野常任幹事、東京地評柴田常任幹事、全国婦人団体連合会柴田会長はじめ、弁護団報告の金井弁護士、参加された団体それぞれから解決への強い思いが語られました。
 また、労働活動・民主団体運動などの先頭にたって活動する歌声協議会に参加する、埼玉合唱団の皆さんが激励に駆けつけていただき、たたかいのなかから生まれた数々の歌を、そして、明治乳業争議団歌「星霜」の歌唱指導を含めて励ましていただきました。
 参加者一同、今年にかける意気込みを共々交流することが出来ました。
「さあ解決めざし頑張るぞ〜」



D1月18日 
月定例で取り組んでいる中労委共同宣伝

 中労委に係争中の明治乳業争議団、争議組合の全労連全国一般昭和ゴム労組、公務公共一般労組、新に航空連が参加、また、中労委から救済命令をいただいた東京私教連鶴川高校教組、茨城私教連土浦日大高教組も含め共同宣伝を継続しています。
 明治乳業争議団は、昨年1月に証人調べが終了し5月19日に結審した中での審査課への要請を通して、明治乳業の不当労働行為の背景と賃金格差の実態を、改めて明らかにしてきた。2月中には出されるだろう命令は、必ず救済される内容であることを信じていることを訴えました。



E1月18日〜19日 
第13次 明治HD・(株)明治座り込み「京橋エドグラン」ビル前に、「無念の涙! 志半ばで倒れた仲間たち」の遺影と共に解決を呼びかける

 全国9事業所32名の中労委再審査事件が、昨年1月13日に全ての証人調べが終了した中で、明治HD・株式会社明治の経営陣に対し、自主解決を求める社前座り込み行動を通して求めて来ました。
 争議団と支援共闘会議は、改めて、解決に踏みだすことを追求しこの1月も第13次とする座り込み行動を、株式会社明治本社が移転した「京橋エドグラン」ビル前で継続し、中労委命令を待つまでもなく解決のテーブルをつくるよう訴えました。
 しかし、これまでの座り込み行動を通して解決の場を作り上げることになっていませんが、まもなく出される中労委命令を機に、新たな運動を組み立て争議解決に全力を傾注する決意を新年行動で決意しています。

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