9月活動レポート
(10月2日)

1.9月13日〜14日 第9次明治HD社前座り込み行動継続中
@一日目
 昨夜から強く降りしきる雨天のため中止を決断。参加されてきた11名で第8次までの行動の経過と明日二日目の行動を実施することを明治HDに向け宣言し、約20分で終了しました。
開始早々雨は上がりました、残念。
A二日目
 曇天でありましたが予定時間11時から13時、25団体44名参加実施できました。
冒頭、小関団長から座り込み行動の経過と中労委からの救済命令に確信を持ち、浅野茂太郎相談役と松尾正彦社長に、中労委判断を待つまでもなく経営判断によって解決を図ることを訴え、支援者の皆さんのご協力を最後まで寄せていただくことをお願いしました。
 12時から松平晃さんのトランペット演奏の文化行事で活力をいただきました。主催者挨拶として、明乳争議支援共闘会議議長・松本さんに始まり、連帯激励として、東京争議団事務局次長・土田さん(市進学園解雇争議=解決)、千葉労連事務局次長・矢沢さん、JAL客乗原告団副団長・杉山さん、最後に東京地評常任幹事・菊池さん(明乳争議支援共闘会議事務局長)などの皆さんからご挨拶をいただきました。再び松平さんの演奏を堪能し、争議団からお礼と決意を事務局次長・米元が、最後にシュプレヒコール音頭を団員佐々木で締めくくりました。



2.明治HD社前座り込みに呼応して全国宣伝を展開
 全国中労委事件が結審し現在命令作業が進行している。都労委が2013年7月に交付した不当命令に対し、11人の証言を通して改めて、明治乳業の不当労働行為・賃金格差の実像が明らかになり救済されるべき事件であることに確信を持っている。
また、経営判断による自主的解決を求めて、親会社明治HD社前座り込みを1月から継続し第9次が13日、14日実施されている。私たちもそれに呼応しこの場所から報告と訴えをしていますと統一チラシを配布し訴えてきました。

@愛知9月13日 新工場前に支援者含め13名参加、工場内に向け宣伝。
A京都9月14日 近鉄新田辺駅宣伝に12名で行いました。この駅は明治の通勤駅でもあります。
B福岡9月14日 博多駅宣伝に12名で行いました。
C大阪9月16日 八尾市アリオ店前宣伝に5名で行いました。



3.9月15日 東京地評争議支援総行動展開
明治HD社前抗議・要請行動に265名参加で争議解決を強く求める。
 13日〜14日の座り込みに対する会社対応は、ビル周りをバリケードで囲み警備員9名を配置させるなど、敵意むき出しで対峙させる異様・異常な姿勢です。
 新宿区労連常任幹事・福島さんの司会で進行、主催者挨拶は東京地評事務局次長・屋代さん、連帯挨拶に千葉労連顧問・松本さん(明乳争議支援共闘会議議長)、東京国交事務局長・植松さん、千代田区労協副議長・小林さんからいただきました。争議解決に向けての決意を団長小関からお礼とご支援を訴えました。
 争議解決に向き合うよう要請団を編成、責任者に支援共闘会議幹事・野中さん(北区労連)、市川・浦安労連・阿部さん、食品一般ユニオン副委員長・唐笠さん、東京争議団・佐藤さん、当該・桜井で求めましたが、警備員(全員マスクで顔を隠す・名札なし)が入口を塞いで無言で対峙する。
当該・武田がシュプレヒコールの音頭を取り締めくくりました。



4.明治グループ役員宅訪問
@9月4日 株式会社明治 川村和夫社長宅訪問
 8月に引き続き訪問しましたが応答ありませんでしたので、要請書とチラシをポストに投函。マンション住まいの両隣りのポストにも、明治の3つの異常(・争議が絶えない、・不祥事も絶えない、
・40年間のうち死亡災害7件)を知らせるチラシを入れさせていただきました。

A9月17日 元明治乳業中山悠社長宅要請・宣伝行動
 中山悠社長現役時代には、定期的に訪問し争議解決を求めてきていましたが、退任されたことから、後任の浅野茂太郎社長に切り替えてきました。しかし、今でも「特別顧問」として残っている、また「院政」を敷いて背後からうごめいているという情報を得ました。
全国都労委事件の不当命令を受けたのち、「疑惑」が発覚、命令を出した都労委会長・荒木尚志(東大法学部教授)と中山悠氏と福岡県修悠館高校同窓生で「東京修悠会」で講演する間柄、合わせて、東大に寄付講座名目で4億7千500万円を社長時代に提供している。これらから命令への「疑惑」として見ざるを得ない。このようなことから、中山氏が深く関与していると見るべきことから、今回の要請と宣伝となりました。この行動には、地元神奈川労連の支援と当該11名での行動になりました。是非、継続していきたいと考えています。近隣の皆様方に役230枚のチラシをポスティングさせていただき、突然の音出し宣伝でご迷惑おかけしました。

B9月17日 明治HD松尾正彦社長宅訪問
 5月から事前に訪問期日をお知らせし5月、6月には奥様が応対していただき社長への要請書・資料など説明させていただきました。しかし、明治HD第7回株主総会で、浅野茂太郎代表取締役会長を退任の運びから、事実上のトップ社長に就きました関係からか、7月、8月、9月と事前訪問通知を反故に応答がなくなりました。この9月訪問では、やむなく明治の悪行内容チラシを近隣の皆さんに知っていただくために、約50枚ポスティングしてきました。
 10月訪問の際には、是非、お会いしていただくことを願っています。


5.9月21日 中労委共同宣伝行動
 共同宣伝に参加している明治乳業争議団、全労連・全国一般昭和ゴム労組、建交労京王新労組、東京私教連鶴川高校教組の4団体で行いました。(今回は公務公共一般労組、茨城私教連日大教組は事情により不参加)
 明乳争議団は、会社による組合弱体化攻撃と人権否定は昭和40年代に最も激しく露骨に加えられ、そして、それは事件申立て時まで続いた。
 一級の証拠品である「笠原ファイル」「高島ノート」などは40年代のものですが、その後の「村田ノート」などは50年代後半の不当労働行為意思を実証する重要証拠といえます。ここでは「労務管理の基本は変えない」などと申立て時まで一貫している会社の堅固な不当労働行為意思が裏付けられています。
 一方、会社の攻撃に抗して申立人らは「働く者の生活と権利、労組の民主的運営、食の安全」を守り、差別の是正と一掃を求める運動を申立て時まで一貫して取り組んできました。



6.9月29日 明治乳業全国事件の救済求めて中労委前行動を展開
 2013年7月に出された全国事件への都労委命令は、「失望」と怒りでいっぱいだった。「絶望」の淵に一時立たされたが、中労委再審査を通して今は、救済の「希望」の光が差し込んで来るように感じています。
 その希望を抱いて、救済命令を求める中労委行動を3つの位置づけで行いました。
 ● 労働委員会の存立の原点に立った命令作業を!
 ● 明治の不当労働行為を断罪する命令を!
 ● 長期労働争議の解決に結実できる救済命令を!

69団体126名の参加
 昨年5月から審査課に対し、明治乳業の不当労働行為と格差の事実は明白であり、救済されるべき事件として、都労委命令をしっかり精査し、救済命令を求める要請を毎月継続しているなかで、行動をしました。
 支援共闘会議松本議長はじめ、全労連副議長・野村さん、弁護団事務局長・金井さん、中労委で和解調印した東芝職場を明るくする会代表・石川さんそれぞれの立場から、どの角度から見ても都労委の不当命令にならない。救済されるべき事件であって、中労委は都労委命令の過ちを正す役割を担っていると強調されました。

 争議団小関団長は、労働委員会の存立の原点に立った命令作業を行うならば、都労委命令を正すことができる。必ずや救済命令になるものと確信を持っている。今日のこの中労委前行動は、そのための命令作業に携わっている職員の皆様方を励ます行動として取り組んだと強調しました。

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