8月活動レポート
(9月26日)

1.明治HD・株式会社明治役員宅へ争議の自主解決求め訪問
 明治HD浅野茂太郎「相談役」(争議当事者)・松尾正彦社長(元明治製菓出身)と、株式会社 明治川村和夫社長に対し、社前での要請に警備員を配置して頑なに拒否するために、やむなく、争議の自主解決を求め毎月訪問を余儀なくされ実施しています。

  1. 8月6日、株式会社明治 川村和夫社長宅を訪問してきました。6月伺った時にはインターフォンで応対していただきましたが、今回はインターフォンにも応対がありませんでした。
  2. 8月20日、今回も事前に訪問する旨のハガキを出しておいて伺いました。しかし、前月と同様音沙汰無しでしたので、要請書の端に9月訪問においても同じ対応ならば同封させていただきました「チラシ」を配布させていただくことを告げてきました。

 要請書を紹介します。

 2016年 8月20日
 明治ホールディングス株式会社
代表取締役 社長 松尾 正彦 殿
神奈川県労働組合連合会
                         議 長  福田 裕行
 明治乳業争議支援共闘会議
                          議 長  松本  悟
                       明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
                          団 長  小関  守
要 請 書
 新しい経営体制に期待されている「国際市場への飛躍」には
松尾社長の経営判断による労働争議の終結が避けられない課題です

 明治HDグループは新たな企業活動の飛躍に向け、厳しい経済状況や企業間競争激化のもとで、重要な節目の時期を迎えていると私たちは考えています。
経営統合から、両社一体化への事業再編などを経て築かれてきた事業活動を踏まえ、松尾社長を中心とした新しい経営体制が第7回株主総会において誕生しました。同時に、今年は明治グループ創業100周年の節目の年であり、さらに、今秋には新社屋への移転が予定される等、まさに、旧明治乳業及び旧明治製菓時代からの古い企業体質を脱皮して、厳しい国内市場や本格的な国際市場への飛躍などの目標達成に向け、経営体制の刷新にふさわしい新しい企業活動を展開することが期待されています。

しかし、新しい経営体制を阻害する大きな要因として存在するのが、旧明治乳業から持ち込まれてきた労働争議なのであり、古い企業体質の「負の遺産」を抱えているという、ブラックな企業イメージとして消費者に映っているのが現実となっています。
多くの大企業争議が、国際化時代への企業戦略の一環としての経営判断によって、次々と和解解決をしてきた経過に照らしても明治乳業争議は異常な存在なのです。
私たちが、株主総会において「第三者機関の判断に委ねることなく、経営上のリスク問題として自らの経営判断で終結すべき」と、繰り返し提起をしていることの真意を伝えるために、松尾社長との面談を求めご自宅への訪問を重ねている次第です。

改めて言うまでもなく、明治乳業事件は典型的な「不当労働行為・差別事件」です。
そして、浅野相談役は明治乳業市川工場に在籍していた時代に、会社が組合弱体化と差別の実行計画を秘密裏に議論していた「職制連絡会議」に参画し、一貫して申立人らと対峙してきたのであり、まさに、不当労働行為を実行してきた当事者の一人なのです。残念ながら、浅野相談役が社長や会長職の代表権者であるうちの全面解決には至りませんでした。しかし、新しい経営体制に刷新された今こそ、古い企業体質時代の「負の遺産」として終結することが、より可能になったのではないでしょうか。
松尾社長の企業戦略に基づく英断で、全面解決への道筋が拓かれることを求めます。

以上


2.8月16日、定例の戸田工場宣伝を行ってきました

 隔月に実施しています戸田工場は、工場前の荒川堤防上から工場に拡声器を向け合わせて工場正門前にチラシを持って宣伝です。
埼労連幹事・諸橋さん、地元地区労議長・横田さん、荒川を挟んだ向こう岸北区労連幹事・野中さん、当該争議団から村山、武田らからそれぞれの関わる組織の立場から争議解決のために、戸田工場で働く仲間に報告と支援を訴え、続いて矢口副団長から解決への決意が訴えられました。
この行動には20名参加で実施してきました。

    • 尚、8月に行動予定していました、定例3点宣伝(関東支社〜明治HD〜みずほ銀行本店)は争議団別件のために中止。中労委共同宣伝行動も台風情報から前日に中止を確認。明治HD社前「座り込み」は夏休みとして設定しませんでした。
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