3月活動レポート
(4月20日)

@3月10日  「労働争議が絶えない!」「 不祥事が絶えない(21世紀入って30件)!」「 35年間で死亡災害が7件! 」 明治の3つの異常企業体質を告発宣伝

警視庁中央警察署から宣伝妨害受ける

 月定例3点セット宣伝(明治HD〜みずほ銀行本店〜(株)明治)を実施。
明治HD前の宣伝を午後1時から2時までの時間帯で宣伝中に、1時50分頃に制服組・背広組がいきなり、「チラシ配りの許可を取っているのか」と詰め寄ってきた。これまで街宣許可書を取りその様な許可をこれまで取ったことはないと反論すると、それなら「直ちに止めろと妨害」してきた。許可を受けなければならない条項はどの様なものか示しなさいと話すと、示す必要はない。直ちに止めろ、「1時58分に警告」をした。と言ってチラシ配る一人一人に言って歩く異常な干渉をしてきた。
 私たちは労働争議として宣伝している、「民事不介入だ」と話すと、「民事不介入ではない」。「警察手帳を求めると見せる必要はない」と強圧的態度を取り続けた警察官は、最後に生活安全課の「田中課長だ」と名乗った。
制服組・背広組6人程が来たことは、明治HDからの通報であることは間違いない。労働争議にかかる当事者間での問題に、警察権力を介在させてきたことは、不当弾圧に等しい。今回の警察の言動を受けて、重大な問題として、今後、宣伝行動を引き締めていく決意です。


A3月12日 15春闘勝利をめざす3・12千代田総行動展開で、明治の筆頭株主みずほ銀行本店へ要請

◆大幅賃上げ待ったなし ◆年金減額を止めよう ◆戦争する国づくりノー ◆許すな労働法制改悪 ◆差別、不当解雇許さず等の要求を掲げ、早朝より終日行動を展開しました。

 明治乳業争議団は、明治HD筆頭株主・メインバンクである「みずほ銀行本店」に対し、長期に渡る争議全面解決に向けてたたかいを進めています。現在、全国9事業所32名のたたかいが中労委において、調査が進み3月23日の調査で、立証計画が確定されていく予定で、確定している審査6回期日からすると、遅くとも秋口には終了していく見通しになることから、30年の争議を全面的に解決させるためには、筆頭株主「みずほ銀行」が、解決させる気持ち、姿勢を取ることに尽きると強く要請しました。
 合わせて、6月株主総会にむけて質問書などの提出を準備していきますが、本日の要請内容を明治に伝え、返答の内容をもって明治、みずほにも向き合う態度をつくっていきたいことも要請しました。
 担当者は、しかるべき部署から要請のあったことを明治に伝えていきます。みずほとしても色々検討はさせていただきますとの回答に留まっています。


B2015年3月17日 事業所宣伝 坂戸工場(菓子製造)、埼玉工場(粉ミルク製造)、明治乳業争議団と食品一般ユニオンと共同宣伝を実施しました

2015春闘大幅賃上げめざし頑張りましょう。

食品一般ユニオンからの訴えチラシ

働く人のくらし・職場破壊はもうゴメンみなさんいきいきと働けていますか
みんなで力を合わせ貧困と格差、ワーキングプアを無くそう

 いま労働者の4割が非正規労働者であり、ワーキングプア(働けど貧困)は1100万人を超えています。
 国会では残業代ゼロ法案や解雇自由化などが狙われています。安倍政権が狙っている生涯派遣・正社員ゼロ法案(労働者派遣法改悪)が通れば、不安定な労働者が増え貧困と格差はますます拡大していきます。
 いまこそ人間らしく生き働ける職場と社会、くらし実現のために力を合わせようではありませんか。

こんな悩みありませんか 

*非正規・派遣で差別されている
*サービス残業でただ働きしている 
*中高年になったときの不安がある
*有給休暇が自由に取れない
*労災、職業病でこまっている
*職場環境が悪くこまっている
*長時間過密労働でゆとりがない
*仕事上で差別されている
*セクハラや耐えられない言動がある
*要求や悩みがあっても出せない
【どんなことでもご相談ください、共に解決しましょう】

明治乳業争議団からの訴えのチラシ

こんなこと許せますか!
労働組合に支配介入し赤組・白組・雑草組と分類し労働者を分断・排除、これが明治乳業 労務管理

 明治乳業(現竃セ治)という会社は働く人たちをどう思っているのでしょうか。
 かつて職場の中では労働者を分断・分類した労務管理が横行していました。
 会社の労働組合役員選挙などへの支配介入によって労働者を「赤」「白」と色分けし、その中間層の人たちを「雑草」として分類。赤とは組合活動をする人たち。白とは会社に迎合する者をさします。市川工場では秘密の職制連絡会議で、赤組には「ささいなミスもたたけ」「差別した仕事をさせろ」などと排除し、白組には「飲ませ食わせろ」「白組に義理を売れ」などと好意的に接していたのです。
 この3つの分断によって「赤組」には徹底的な賃金・昇格・仕事・つき合いなどあらゆる面で差別の対象をつくり上げられました。しかも、これは本社人事部が音頭をとり全国の主要工場で同じことが日常的にくり返されていました。
 大阪の一人は年間220万円、平均しても97万円の差別がつくりだされています。
 いま、その是正が中央労働委員会で審理されています。是非ご支援よろしくお願いします。


C3月18日 中労委共同宣伝
明治乳業事件チラシから抜粋
 明治乳業事件に中労委が示した争点(案)に対して、申立人側は基本的には同意するものの幾つかの点について、今後の審理との関係でより具体性・正確さを期するために若干の意見を述べるとともに修正したいため「申立人らの争点(案)」を提出しました。
 申立人らが求めているのは「大量観察方式」による集団間格差を明確にし、その上にたって「累積格差の一括是正」をすることです。
 この救済の方法は労働委員会の長年にわたる努力によって確立された労働者救済の最も基本的なあり方なのです。過去、いくつもの大きな差別事件はこの手法で、資本(会社)の不当労働行為を糾弾してきたのです。
 ところが都労委は、明治乳業事件に対してこの判断手法を黙殺し、もっぱら会社の主張による個別立証に走り不当労働行為を否定する判断(命令)を出したのでした。
 申立人らが、中労委に再審査を申し立てたのはこの誤りを正すことであり、これを抜きにした争点も審査も有り得ません。


D3月23日 中労委第10回調査期日
 示されていた中労委からの「争点整理(案)」に対し、双方から提出されている「意見書」を受けた中で、山本公益委員から、中労委の争点によって立証を進めますとした審査指揮が執られました。その確認をもって、申立人ら11名の立証計画が確認されました。
 第一回申立人側の主尋問(6月1日)、第二回会社側からの反対尋問(8月7日)、第三回申立人側の主尋問(8月19日)、第四回会社側からの反対尋問(10月27日)がいづれも午後1時から5時までが確定しました。
 会社側2名の立証計画は、6月1日に確定していくことになりました。

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