一人の首切りも、一切の差別も許さない
4・26東京争議団 第26回総行動を終日展開する
(4月26日)

 第26回行動は、@首切り自由は許さない。A司法反動を許さない。B被災地中心の救援・復興を。C原発依存からの脱却を。Dすべての争議の全面解決を!等のサブタイトル掲げ各企業、裁判所に対し抗議と要請を展開しました。
 明治乳業争議団は、親会社明治ホールディングス前には、29年目の争議解決をめざそうと47団体130人が集結して抗議と要請を展開しました。
 
◆主催者挨拶に立った森本副議長
 私たち、明治乳業争議団・明治乳業争議支援共闘会議、そして東京争議団は絶対に屈しません。必ず勝ちます。なぜならば勝つまで闘うからです。決して諦めないからです。
 明治ホールディングスはこのことを良く肝に銘じていてください。
 私ここにいくつかの問題を指摘したいと思っています。私たちは誰しも等しく働き、学び、生活する権利を持っています。
 
 憲法25条では「国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」、
 憲法第11条では「基本的人権は妨げられない、侵すことの出来ない永久の権利」として保障されています。
  憲法14条では「全て国民は法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的または社会的関係において差別されない」
  憲法28条では「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する」
 これら憲法すら守らないで不当な差別を行い人間の尊厳を否定する企業・経営者が明治ホールディングスです。
 
 明治ホールディングスの役員、管理職も、家に帰れば普通の親父であったり、子どもや孫のおじいちゃんであるわけです。素直に普通の人間に立ち返って、よくよく反省し、一刻も早く明治乳業争議を解決されるよう強く申し入れます。企業としての社会的責任をとってください。私たちは最後まで闘い抜きます。

◆連帯挨拶:菊池東京地評常任幹事(明乳争議支援共闘会議事務局長)
 東京争議団総行動にお集まりの皆さん大変ご苦労さまです。
この明治HDの明治乳業争議の全面解決をつくりださねばなりません。私ども大いに奮闘したいその様に考えています。

 (旧)明治乳業が労働者を差別してこうしたことをやりつづけてきたのか。その背景には、1972年当時に明治乳業はヤシ油を牛乳に混入させた事態が発覚をして、インチキ牛乳事件として社長・経営陣が辞職せざるを得ないこうゆう状況が生まれた。
 実はこの明治乳業の差別は60年代後半から行われ、こうした状況が生まれマスコミなどから報道された不正・不祥事は25件を超えるように全く絶えない状況も生まれている。

 直近でも3・11による放射能の汚染問題、これも粉ミルクに混入されている。
心配したお母さんたちが本当に牛乳は安全なのかと、どれだけ混入されているのか明らかにしてもらいたいこうゆう運動が広がりだした。

 争議を決断し、中でも、隠ぺいやまぬ明治こうゆう風に厳しく批判される報道がされました、正に隠ぺいを続けるこの明治の体質が批判をされてきました。
 今食品メーカーに求められる、正に会社としての信頼、そして国民の安心・安全、これを軽視する、ばれなければいいという体質は、正にこの争議と一体として来ているものと私は強く考えています。

 働く者の権利を認めない企業に安心・安全のそうしたメーカーとしての責任を果たせない、皆さん道義ではないでしょうか。
私はこの明治乳業のこの争議をいま明治HDは即刻解決をする。そして、真面な企業に立ち戻ってもらいたいことを強く求めたいと思います。

 いま、社内の中でもこうした事態を批判する、そして解決を求める声がある、広がっていることも聞いています。いま経営者の責任者である浅野社長はじめに決断を強く求めたい。ということに強く要請をいたしまして、この争議の全面解決のために東京地評として大いに奮闘する決意を申し述べて連帯のご挨拶といたします。共にがんばりましょう。

◆連帯挨拶:諸井埼労連常任幹事(明乳争議支援共闘会議副議長)
 いま、明治乳業の異常な企業体質が、日々明らかになっています。
食品企業という「いのちや健康」を第一とする企業の生産現場で、入社間もない労働者の死亡災害が起こる。
また、「粉ミルクや学校給食に使われる牛乳の放射能汚染事件」では週刊誌や経済誌が異常な企業体質を厳しく批判しています。
 そして、明治乳業の賃金昇格差別事件は都労委のなかで、1960年代後半から不当労働行為・差別行為がくりかえされた事実が明らかになってきています。
 しかし、明治はこのような行為について反省することもなく、争議団との話し合いにも応じようとしません。
あらためて40数年の長期に及んで不当労働行為と差別行為が行われた明治乳業差別事件の都労委での勝利命令を勝ちとり、そして全面解決まで全力で支援すること。   
そして、誰もが安心して生き働き続けられる社会の実現を求めて、本日参加のみなさんと力をあわせて、奮闘することを申し上げ、埼労連からの連帯のあいさつとさせて頂きます。 

◆争議団決意表明
 争議団の決意として村山事務局長は、先ず、同じ茨城工場に働いていた兄を通し、私の労働組合活動を止めさせるための攻撃から兄弟関係が引き裂かれ、母親も泣かされた卑劣な行為があったことから切りだし、同時に、市川工場の中では「赤虫」「赤いゴキブリ」などと誹謗中傷を繰り返し、要求を掲げ運動する者を「赤組」会社の意のままになる者を「白組」、激しい攻撃の中でどちらにも属することのできなかった労働者には雑草扱いで「雑草組」と分類し差別を行ってきた事実。挙句は、「赤組」に組分けした上に、「生産阻害者」「職場秩序破壊者」とならず者扱いのレッテルをはりつけ、労働組合の分断を図って支配介入した事実も告発。

 これら労働者の権利をないがしろにしてきた陰では、不正・不祥事が2000年から見ても25件も引き起こして来ているが、何ら原因を公開せず隠ぺいし続けてきている企業の姿勢を質すために、株主として「質問書」を提出しているがまともに応えず、「答える義務はない」などと合わせ、株主に対し「純粋な株主」ではないといった反社会的経営姿勢を厳しく追及していることを報告。

 いま、全国9事業所32名の都労委事件が結審し1年5カ月を経過しているが、間もなく命令が交付される重要な局面を迎えている。必ず「救済命令」を勝取り今年の内に全面解決への道筋を、何が何でも、何が何でも、何が何でも、つくりあげる決意だと力を入れ、そのためにも、皆さん方のより一層、一層のご支援をいただくことを心から訴えました。

社前シュプレーヒコール
 一、明治は、29年争議の解決を決断せよ!
 一、明治は、不正・不祥事を繰り返すな!
 一、明治の官製談合は許さないぞ!
 一、明治は、株主質問に応えろ!
 一、浅野社長は、反社会的責任を取れ!
 一、明治は、労働者イジメ、差別をやめろ!
 一、差別をやめ健全な企業にもどれ!
 一、我々は最後まで闘いぬくぞ!

団結三唱
 ・首切り自由は許さない。
 ・司法反動を許さない。
 ・被災地中心の救援、復興を。
 ・原発依存からの脱却を。
 明治乳業争議とすべての争議の早期全面解決を求めて、
 団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

要請書


松平晃さん 友情出演


主催者挨拶:森本副議長


左から司会:中村江東区労連事務局次長
菊池東京地評常幹、諸井埼労連常幹


明治HD前に結集した支援者


争議団決意表明:村山事務局長

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