争議を抱える(株)明治(旧明治乳業)
親会社明治ホールディングスへ争議解決を求める

(9月15日

 ●東日本大震災の救援復興を!●大企業は内部留保を被災者と労働者に使え!●首切り・「合理化」反対!●雇用創出と安心して働けるルールの確立を!●司法は公正な判決を!●すべての争議の早期解決を!のスローガンを掲げ、東京地評争議支援総行動が9月15日終日展開されました。
 明治乳業争議団・支援共闘会議は親会社明治HDに対し、26年の争議解決を決断することを求め、また、一切の要請に応えない異常な対応に強く抗議しました。
社前には、準メイン行動として86団体200名が抗議の意思を示しました。

 この行動には、明治製菓が親会社として役員を送りだしていた、昭和ゴム株式会社の企業存続を求め運動を続けている全労連・全国一般昭和ゴム労働組合の仲間は、悪質なファンドに経営権を売り飛ばした明治製菓に株を買い戻せと責任を追及した共同行動になりました。

主催者を代表して東京地評松本事務局長の挨拶一部
 明治ホールディングス株式会社が、東北工場その他の施設が、東日本大震災において大きく被災されていることに、まずは、お見舞いを申し上げます。その後、順次生産が再開されたようで、さすが大企業は回復が早いなと感じました。
 ただ、一つ懸念がありますのは、サンデー毎日の報道によれば、牛乳の放射性セシウム汚染について、雪印メグミルクは検査を実施していますが、御社、明治は、放射性物質の検査を実施していない、と回答したと報じられていることです。使用乳の産地も公表されていません。「健康と命」に直接かかわる食品企業として、何の対策も講じない姿勢は、国民や消費者の不安が増すばかりであり、責任ある姿勢とは到底言えません。乳業界のトップ企業として、率先して、放射線濃度を測定し、その検査結果と使用乳の産地の公表を、要請いたします。「儲かりさえすれば、何でもあり」という企業体質を改める絶好のチャンスであります。と、呼びかけました。

明治乳業争議支援共闘会議松本議長(千葉労連議長)の挨拶一部
 本日の行動の目的は、明治ホールディングスと株式会社明治に、子どもたちの命を守るために乳製品の放射線検査をすること、同時に、長期にわたる労働争議解決の決断を求めることです。
 明乳争議の本質は何か。 長期争議の結果、明治乳業はどうなっているのか。今、明治乳業に求められていることは大企業として労働者の人権を守る、消費者の人権を守るなど、社会的責任を果たすことです。
 もうこの争議を解決させ、ものづくり企業として発展することを私たちは願っています。私たちは良識ある経営人、株主、社員、消費者のみなさんにこの争議の決断を促していただけるようお願いします。と、訴えました。

争議団当事者の小関団長の挨拶一部
 明治乳業の異常な企業体質は二つあるとして、一つは半世紀にも及ぶ争議が絶えないこと。二つは働く労働者の権利をないがしろにするもとで、不祥事や不正行為が絶え間なく引き起こされていることの異常性を告発しました。その中でも、重大なのは、福島原発の爆発による牛乳への放射線汚染を取り上げ、政府、行政の測定基準値をより所に、独自の検査をしない姿勢を批判し、食の安全・安心を求めるお子さんを抱えるお母さんたちの不安に応えよと訴えました。
(松本地評事務局長、松本議長、小関団長挨拶全文はブログを参照してください)

要請書参照


主催者挨拶の松本事務局長、左:室井東京地本委員長、右:松本明乳支援共闘議長


JALの解雇争議の仲間も多数参加


支援の皆さん


支援の皆さん


警備員を盾にさせ要請を拒否させる


決意を表明する小関団長


争議解決めざし団結ガンバロウ

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