5.27全労連・東京地評争議支援総行動
(5月27日

明治HDへ330余名が話し合いに応じ争議を解決せよと結集
 東日本大震災の救援復興を! 大企業は内部留保を被災者救援に使え! 派遣法の抜本的改正! TPP・消費税増税反対! 裁判所は公正な判断を行え! 憲法・労組法を職場に活かそう! すべての争議の早期全面解決を!をスローガンに、争議を抱える企業に1日総行動が展開され、明治乳業争議団は、親会社・明治ホールディングスに対し、夕方のメイン行動として抗議・要請を展開しました。(要請書

 この行動には330余名が参加。司会者の全労連・全国一般東京地本書記次長・森さんが職場の差別を許さない明治乳業の闘いとファンドによる中小企業の破壊を許さない昭和ゴムの重要な局面を迎えている闘い、この明治HDへの行動を展開すると宣言。
 
 主催者挨拶で大黒議長は、「東日本大震災労働者対策本部」を設置し、働く仲間の強い連帯が被災地域の方々を励ましていることを報告。
 原発事故を起こした東電でも賃金差別の反共労務政策、差別政策をとり、賃金部分は解決したが、隠ぺい体質はいまだ改まっておらず、国民から強い不信感を抱かれている。企業は違っても「食の安全」を 売りにしている明治も東電と同じ体質から抜け出せない。
 時代遅れな差別体質、働く者を人間扱いしない会社に本当の社会的責任は果たせないと。
 全労連は、貧困と格差を解消し、人間らしい働き方を求め、不当な差別や解雇を許さないために、粘り強く闘い抜くこと。そして、争議が1日も早く完全勝利するよう全力をあげると表明されました。

 支援共闘会議松本議長は、明治乳業の争議の原点として60年代にさかのぼり、労働組合乗っ取りから「赤組・白組・雑草組」と差別・分断して管理し、赤組のレッテルを貼られた労働者は、見せしめで生涯1階級も昇格されなかったこと。労働災害や食の不祥事でも、昨年21歳と51歳の臨時女性が機械に挟まれ亡くなり、明らかに労働安全配慮義務違反、しかし、誰も責任をとらず、処分もされていないこと。異物混入や牛乳でないものを牛乳として販売し回収や摘発されていること。消費者が牛乳の放射能検査を希望しているにもかかわらず、検査はしないと質問にこたえている問題など、儲けにならないことはやらないという体質が労働者と消費者の人権を侵害していると告発。
 ある業界誌は、明治乳業は「疲弊感が漂っている」と書き込んでいる問題に触れ、労働争議にエネルギーを使うのではなく、安心・安全の商品を社会に提供するという、本来の仕事に全力をあげるべきだと忠告。浅野社長へ、これ以上のイジメはもうやめて争議解決の決断の話し合いに応じることを呼びかけました。

 小関団長は決意の中で、大阪で辛い闘病生活に耐えながら頑張っていた申立人が昨年亡くなり、遺族年金の手続きに行った奥さんが、夫の年金の低さにビックリし、応対した職員の方に「夫は明治乳業でズッと差別されてきたのです。いま、東京の労働委員会で審査しているが、差別が認められたら年金の見直し、やってもらえますか」と、涙ながらに訴えてきたということを紹介し、このような遺族の悔しさや辛い思いもしっかりと背負って闘っていく決意をしました。
(各弁士の全容はブログを参照してください)


昭和ゴム労組の仲間と共同行動


主催者挨拶の全労連大黒議長、左側:司会者森さん


他の争議企業に見られない異常な対策対応


要請を拒む警備員、ビル壁の銘順:何故株式会社 明治が下?


話し合いに応じろ〜と怒りの拳

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