明治製菓に働く皆さんから大きな注目が!
(3月1〜9日

 国内市場の頭打ちを打開するために、世界市場に「明治」のブランド名を広めるとして、明治製菓と明治乳業が経営統合し明治HDが出来た。しかし、その目算が達成できず事業再編(「株式会社 明治」、「Meiji Seikaファルマ」)を打ち出しました。その内容は、手っ取り早い労働者の賃金や福利厚生費の削減に照準が当てられている。その一つが、明治製菓(業界14位)と明治乳業(同41位)の年間平均賃金の格差が120万円にも及ぶ。それを一本化する新資格制度の柱である「役割給」。労働者に目標を掲げさせ、その達成度合いで賃金のランクを決定するというものです。それらの評定決定に関わる職位者の手腕といったところか、いか様にも評価され全体が低賃金にされていく可能性が大きい問題。
今闘われている明治乳業の賃金差別是正の闘いは、人事考課評定権者(予備評定者:主任、第一次評定者:係長)で概ね決定される。企業に相容れない労働者に対しての評定は目に余るほど、まさに職制の胸先三寸なのが明治乳業なのです。これらの労務政策が導入されないことを祈るばかりです。

 事業再編を迎えるにあたり、明治製菓全国6事業所の内、5事業所へチラシ配布と要請を行ってきました。1日、埼玉県の関東工場行動は、(ブログ掲載参照)
7日の岐阜工場は、岐阜県労連から平野事務局長含め4名と愛知申立人と支援者4名で行いチラシ62枚手渡すことができました。工場の菅原事務長が応対し工場長はいないし事前アポがないので要請書は受取れませんとの回答。簡易書留で送る。

 8日の小田原工場の反応は大きかったです。神奈川労連山田事務局長と地元西湘労連含め6人で、正門と裏門でチラシを配布する。合計で106枚受取ってくれました。派遣労働者はいなくなった、臨時・パートに正社員への試験を行っている、皆さんの宣伝がそうさせているのではとの話があった。

 9日の東海工場は、静岡県評林議長含め4名と静岡申立人で行う。多くは車通勤でチラシを手渡すことはできませんでしたが、争議解決、食品一般ユニオンの横断幕を見ながら入場していきました。守衛室でのやり取りで、要請書は事前アポないので受取れませんということで、林議長の名刺を渡し会社に伝えるようにと話しました。
 同じ9日、北上工場に対し、いわて労連金野事務局長と地元北上労連阿部議長含め4名と支援共闘会議永瀬事務局長参加の6名で宣伝。宣伝時間が遅かったのか最後の送迎マイクロバスが入場後出勤者を伺うことができなかった。工場の総務部長原田氏がメモしながらたたずむ。近所から苦情がきているのでやめていただきたいなどがありましたが、近所の高校が入試のために8時45分で終了。原田氏は、皆さんの話はよくわかりますとした上で、名刺も要請書も受取りませんでした。


関東工場で訴える坂戸・鶴ヶ島地区労事務局次長:橋本さん


岐阜工場に愛知からの支援、右側年金一宮の会:宮崎さん
左側健康友の会尾西支部:藤本さん


小田原工場で訴える神奈川労連事務局長:山田さん


北上工場で支援共闘会議事務局長:永瀬さん


いわて労連宣伝カーを配車

Copyright 2006 Meiji Dairies Strikers. All rights resarved.