明治乳業関西支社前座り込み・要請行動
(6月15日)

 6月15日降りしきる雨の中、「6・15明治乳業関西支社前座り込み・要請行動」が13時から16時まで3時間にわたって展開されました。行動には大阪労連をはじめとする労働組合とともに府下の民主団体など29団体60名の皆さんに参加頂き、9団体が4次にわたって要請行動を展開しました。

  • 「医療の現場に牛乳・乳製品は欠かせない食品です。そうした医療現場、消費者の声も無視するというのが明治乳業の全社的方針ですか」(大阪民主医療機関連合会)
  • 「私たちは子どもたちに案心して飲んでもらえる牛乳であってほしい。ただその事を訴えに来ました」と涙ながらの訴え(福祉保育労大阪地方本部)
  • 「直接・間接に取り引きのある職場で働く者として安全・安心な商品である事はお客さんのためにも一番大事なこと。明治乳業はそうした取引先関係労働者の声も聞かないのか」(生協労連)
  • 「大企業は失敗したですまされることでも、商売人はそれだけで済まない。たちまち商売が潰れてしまう。明治乳業はその名のとおり、明治憲法の時代そのままではないのか」(大阪商工団体連合会)
  • 「今酪農民は口蹄疫問題で必死の努力をしている。そうした中でこんな大企業の対応は許されるものではない」(食・農府民会議、大阪農民連)などそれぞれの団体の思いを込めた要請行動が続きました。

 決起集会後に新婦人大阪府本部、国鉄労働組合大阪地本、明乳争議支援関西共闘会議を先頭に、集会参加者全員で要請行動を展開しました。
 新日本婦人の会大阪府本部北田副会長は「私たちは一貫して食の安全・安心を大きな課題と考え、女性の立場から運動を続けてきた。不二家の偽装問題でも要請を行ったが、東京から責任者が大阪に出向き応対した。今日のような明治乳業の対応は断じて容認できない」と厳しく抗議し、行動参加者はそれぞれ「あなたたちの先輩は労働組合を通じて会社にものを言い、今日の明治乳業をきづいて来た。そのことによって会社から差別扱いを受け今も闘っている」「あなたたちの人間性が否定されていることに気がつこう。物を言う事が大事だ」「会社の言うがままに行動をしていたら雪印の二の舞になってしまう。なってからでは遅い。会社に物を言える人間になろう」とピケをはる32名の若い労働者に呼び掛けが続きました。
 要請行動後、なお降りしきる雨の中「争議解決までガンバロー!」を唱和し、労働組合の枠を超えて各種民主団体と共に展開した6・15行動を終結しました。


各団体4次にわたる要請を拒否、全体での要請


主催者挨拶する大阪労連・川辺議長


大阪商工団体連合会・福井常任理事


農民組合大阪府連合会・原会長


新日本婦人の会大阪府本部・北田副会長


争議全面解決めざし団結ガンバロー

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