都労委に要請行動
(3月9日)

 明治乳業争議支援共闘会議は、冷たい小雨が降り続いた3月9日、午後1時30分より約1時間、都労委の審査課長に対し要請を行いました。要請趣旨は、長期争議の早期解決をめざす立場から要請を行いました。(要請書
 要請の中で、市川工場事件への都労委命令(1996年9月)が、不当労働行為事件の判断要件を無視した、極めて不当・異常な命令だったことが解明され、もし、正常な判断が行われ救済命令が出されていたならば、審査中の全国事件も含め明治乳業争議は全面解決していた等と、多くの同種事件に関わってきた戸塚元都労委労働者委員や、賃金差別闘争連絡会の方々から、都労委の責任の重大さとして厳しく指摘されました。また、弁護団からは、市川工場事件への高裁判決の内容からも、全国事件は十分に救済が可能な事件であること等、事件審理の争点について解明されました。要請行動には、永瀬共闘会議事務局長、国分全農協労連委員長、上山農民連国民運動部副部長など支援共闘会議役員、弁護団からは菊池自由法曹団団長、金井弁護団事務局長が参加、当該争議団の9名も含め総勢22名での要請行動で、山口労働者委員も同席しました。応対した審査課長は、集中審理については可能な範囲で行っていきたいと述べ、また、要請項目と趣旨について会長・担当公益委員にも伝えたいと応じました。
 いよいよ、3月18日、新公益委員(和田会長代理・弁護士)のもとで、弁論更新を内容とする調査が行われます。争議団は、今日の要請行動も踏まえ、明治乳業の不当労働行為・差別の「やり得」は許さないの決意で、早期に解決局面を作り出す決意で頑張ります。


審査課長(手前右側)へ主旨を述べる永瀬事務局長

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