都労委(全国9事業所32名事件)申立人側主尋問
(6月22日)

 6月22日、福岡工場申立人(後藤、神崎、高木、日高)と愛知工場申立人(野村、広中、長谷川)を代表する2証人に対する主尋問が行われました。

次々と立証された不当労働行為と差別の異常な実態に驚きの声

福岡工場「後藤証人」が立証した典型的な不当労働行為とは!
 
労組福岡支部は、昭和39年から昭和50年にかけ、会社の介入や攻撃にも屈せず、申立人が中心の民主的労組活動を継続。闘う組合支部の乗っ取りを執拗に狙う明治乳業は人事権を使って、組合員有資格の職制らを全国から福岡工場に転勤させ、18名程度から昭和50年には一気に33名(組合員の43.4%)にも拡大し、強引に労組転覆を達成します。こんなリアルな証言に傍聴席から驚きと怒りの声が…。

愛知工場「野村証人」が立証した深刻な差別とは!
 明治乳業は、格差(差別)の正当化理由として、新職分制度への「移行格付け試験」不受験を市川工場事件でも一貫して主張。そして、労働委員会や裁判所も会社主張を全面的に採用して「コース別管理」を理由に格差を否定しました。しかし、愛知工場の申立人は、移行格付け試験を受験して合格します。ところが、その後、目立つ組合活動を行うようになると、合格者コースではあり得ない昇格据え置きが続き、とうとう不受験者よりも低い職分のまま定年退職に…。結局、試験を受け合格しても、不受験でも、会社の意に沿わない者は差別されるという仕組みが鮮明になったのです。
 また、職場管理者への試験(登用試験)に合格した組合活動家が、会社の転向工作とスパイ活動の強要を拒否したために、ラインから排除され敷地内の草むしりや掃除などの雑用を強要され、さらに地方工場に転勤させられた事例など、赤裸々な差別攻撃が次々と立証されました。

 明治乳業のこの様な不当労働行為・差別を私たちは絶対に許せません。


傍聴席


福岡工場・後藤証人


後藤証人担当・菊池代理人


愛知工場・野村証人


野村証人担当・守川代理人

Copyright 2006 Meiji Dairies Strikers. All rights resarved.