都労委の第4回審問開催される
(10月14日)

井村証人への反対尋問
 井村証人に対する反対尋問においても、会社は証言した事実について一切触れることが出来ず、大阪工場の従業員4名(内、申立人は井村、伊藤、七枝)が思想による昇格差別の是正を求めた裁判が昭和61年に和解したのに、新たに今回の賃金・職分昇格差別是正の申立人となっていることに重点を置いた的外れな反対尋問に終始し、持ち時間を40分以上も残して終了した。


会社側反対尋問内容の感想述べる、倉内担当弁護士


反対尋問を受け感想を述べる井村証人


今後の進行協議の内容を報告する金井弁護士

これまでの審問骨子

[7月17日  第2回審問 桜井証人への反対尋問]
 6月5日第1回審問、主尋問で桜井証人が、詳細な分析資料を使って会社の差別意思の下で生じた申立人らの著しい賃金・職分格差の実態を明らかにしました。
 しかし、会社はこの反対尋問において職分制度や人事考課制度に書かれている文言を確認するだけで、格差実態に対する証言内容には一切踏み込むことができず、持ち時間を30分以上も残して終了した。

[9月4日  第3回審問 井村主尋問]
 井村証人は、会社主導の下でインフォーマル組織を結成し、『社業に貢献しない者=生産阻害者=マル共・民青=赤組』のレッテルを貼って従業員を赤組・白組・雑草組に分断管理すると共に、賃金・職分昇格差別を武器に支部役員選挙に支配介入した不当労働行為の実態について多くの直接証拠を示して明らかにした。

[10月14日 今後の進行について調査] 
 =13時間の証言時間要求に公益委員もビックリ

  1. 申立人らは9工場(支部)の各代表が尋問時間1人45分(7時間)の人証申請。
  2. 会社は桜井証人、井村証人の総論立証に対する反証を放棄して、申立人32名の「仕事振り=あら探し」個別立証に13時間を要求する「上申書(6)」を提出。

[許せない=会社の不当な審理引き伸ばし]
*申立人らは、「平成6年度以降の申立事件を併合した審査を求める意見書」、及び相対比較抜きの「個別あら探し立証に関する意見書」を提出。

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