第三回都労委申立て(全国9事業所32名)総論立証
(9月4日)

大阪申立人・井村隼啓証人が主尋問
典型的な不当労働行為・差別事件の実態を明らかに!


証言を終えた井村さん(中央)

 井村証人は、「職制秘密ノート」を示しながら、昭和41年に埼玉・戸田橋工場で、近県の課長・係長らが組合支部の役員選挙の結果を報告分析し合い、綿密な段取りを経てインフォーマル組織を結成させた。
 その成功させたノウハウを主要工場に伝授し会社は全国一斉(9工場)に結成させていった事実、会社は労働者を「赤組・白組・雑草組」に分類し差別管理を実施してきたこと、人事部長が、申立人らの動向、赤組の人数などを報告し、労務管理の基本(申立て人らに対する差別意思)は変えないなどと訓示していることなどの証拠に基づき、支部転覆・乗っ取りは会社が関与した不当労働行為であることを明確に立証しました。
 また、新職分制度導入(一般職を3職分)に伴う「移行格付け試験」は、能力判断とは表向きの口実であり、合否の判断は、「紅組」「白組」どちらに属しているかで決められてしまうという、差別の「隠れみの」でしかなかったことが事実をもって証言されました。
 最後に井村証人は、職場でいがみ合っていた人たちと定年後一緒になれた。会社の介入さえなければ在職中から一つになれたものを、これは「企業犯罪」でしかないと結びました。


主尋問を担当した倉内代理人


支援傍聴者で満席


運動の前進を語る松本議長

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