都労委全国事件
第2回証人審問
(7月17日)

 さる7月17日、明治乳業全国事件(9事業所32名)の第2回証人審問が行われました。これは、申立人ら総論立証(集団間格差の深刻な実態など:桜井証人)に対する、反対尋問として行われたものです。
 
主尋問で鮮明になった深刻な格差(差別)は否定できず
 最大の焦点は、主尋問で鮮明になった、申立人ら集団と他集団との深刻な格差(年収500〜600万円で、最大243万円もの格差。職分では2〜3職分の低さ)に対し、会社がいかに反対尋問を行うのか。ということでした。
 しかし、反対尋問の特徴は、申立人らが作成した「人事考課成績一覧表」等の間違い探しや、市川工場事件での都労委・中労委や裁判所が行った、人事考課制度や賃金・職分制度の形式的制度論の認定を引用し、格差の正当化を狙う等の尋問に終始し、結局、主尋問で獲得した「集団間に存在する明確な格差」の否定には、一歩も踏み込むことを許しませんでした。

次回は「何が故の格差(差別)なのか」の総論立証です
 次回(申立人、井村証人の総論立証:9月4日)は、明確になった格差(差別)立証を踏まえ、「何が故の格差(差別)なのか(不当労働行為意思)」を、豊富な会社の秘密資料なども駆使して全面的に立証する予定です。
 ご支援よろしくお願いします。


会社側反対尋問の特徴を述べる、主尋問担当湯川代理人
手前、桜井証人


感想を述べる補佐人戸塚さん

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