乳価上げ 争議解決せよ
酪農民と争議団が共同行動
明治乳業本社前に200人
(2008年3月18日)

 輸入飼料が高騰、乳価は低くおさえられ日本の酪農が存亡の危機においやられている中「モ〜がまんならん!酪農・畜産つぶす気か」と、原乳を供給する酪農家と、食の安全・働く人たちの人権を守って闘う明治乳業争議団、同支援共闘会議が協力・共同して直接、乳業メーカーに迫る初めての行動が3月18日、業界最大手の明治乳業本社前で開かれ200人の酪農関係者・労働者・消費者が参加しました。
 本社前では、農民連の白石淳一会長が「経営危機は大変なもの。せめてkg当たり10円引き上げてほしい。メーカーは酪農民が生産する牛乳で成り立っている、酪農をつぶしたら会社も成り立たないのだ」と訴えました。北海道釧路市で酪農を営む石沢元勝さん、群馬農民連の住谷輝彦さん、笹渡義夫農民連事務局長などが挨拶し「メーカーはボロ儲けを還元せよ」「ペットボトルの水の3分の1の値段、もうやっていけない」「自給率向上など社会的責任をはたせ」など怒りの告発。千葉県の中村種良さんは子牛を連れて参加され、福島の佐々木牧場から新鮮な牛乳が参加者に配られました。
 明治乳業争議支援共闘会議の松本悟議長は、「いまこそ生産者・労働者・消費者が共同して、食の安全、日本の酪農、働く人たちの人権を守るとともに、長期争議の解決を実現しましょう」と連帯の挨拶をしました。
代表6名が本社に入り直接要請をしました。
 行動は、乳業協会前、最後は農林水産省前でも行われ、延べ63団体・450人が参加、酪農民と争議団の連帯行動は大きく成功しました。
 なお、報道関係者も関心を寄せ取材し報道もされました。


司会の上山さん


主催者あいさつ、農民連会長


釧路市酪農を営む石沢さん


群馬農民連・住谷さん


支援共闘会議・松本議長


農民連事務局長・笹渡さん


牛乳をふるまう西川さん


テレビ東京のインタビューを受ける千葉農民連中村さんと牛


9か月の乳牛も駆けつける


要求を掲げる横断幕


本社前シュプレヒコール


乳業会館前、農民連・石黒さん


農水省前行動のまとめの小関団長



明治乳業社長宛要請書


シュプレヒコール

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