市川事件高裁で証人審尋が終結
4証人が気迫の証言
(2006.7.19)

 東京高裁民事5部で、「中労委命令取り消し訴訟」を闘う市川事件。9回に及ぶ口頭弁論を闘い、賃金資料に関する求釈明を会社から勝ち取ると同時に申請した4証人を獲得。6月7日(松下・福井証人)に続き、7月19日(桜井・戸塚証人)に主反尋問が行われました。松下・福井証人が明治乳業の不当労働行為意思に関する証言を、豊富な証拠と実体験を通してリアルに立証。桜井証人は、救釈明によって明白となつた賃金・職分格差の実態を証言し、「有意な格差なし」とした地裁判断の誤りを鮮明にしました。又、元都労委労働者委員の戸塚さんが、明治乳業が導入した「職分資格制度」と試験制度の異常性を、他企業の実例(36事例)と対比しながら立証する等、4証人の気迫の証言を通して明治乳業の異常な企業体質と、長期に及ぶ不当労働行為・差別の実態が改めて鮮明になりました。

 被告(中労委)も参加人(会社)も証人申請を行わない結果、次回口頭弁論期日(9月13日10時30分〜810法廷)をはさみ、12月4日に最終弁論期日が予定され結審となります。いよいよ正念場を迎える高裁闘争。今秋から来春にかけ公正判決を求める団体署名の強化と、都労委で闘う全国事件の本格化を軸に、争議解決の決断を迫る会社包囲の全国運動と首都圏闘争に全力投球で取り組みます。一層のご支援をお願いします。


桜井証人を担当した守川弁護士
 「気合を入れた尋問でした。今日はおいしいお酒が飲めます」


4月10日の第9回口頭弁論で4名の証人採用が決り
 眠れぬ夜もあったが晴れ晴れした表情の桜井隆夫さん


戸塚証人担当の中丸弁護士
 戸塚証人への思いやりと激しい議論の末
中味の濃い尋問となった


戸塚章介証人
現役時、職分制度への想いいれを含め
明乳の試験制度の異常性を証言する


弁護士会館での報告集会にご参加の皆さん


いつも辛口の篠崎さん、でも今日は
「良く健闘した」と、お褒めの言葉


共に闘っている国金発展会の福地さん
「凸版も先日解決した。お互いに早く勝利解決しょう
是非一緒に勝利報告集会を開こう」


会場確保にご尽力頂いた金井弁護士
「今後は都労委を全力で闘う」と力強い挨拶


倉内弁護団団長
前回、今回と4名の証人で良く頑張った
高裁闘争にご協力頂いた皆さんに感謝します


明治乳業支援共闘会議議長・池ノ谷さん
戸塚さんの超人的努力と深い見識に敬服しました


争議団団長・小関さん
「これまでの明乳闘争ご支援、ご協力に感謝の意と
秋の会社包囲行動に向け、この夏は大いに汗を掻く」
決意とお礼の挨拶

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